操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

東京操体フォーラム速報つづき

東京操体フォーラムは2001年に発足しました。

春と秋の年2回の開催をしており、現在の体制になったのは、

2003年春季(通算4回目)からになります。この時から開催場所を千駄ヶ谷津田ホールに移し、現在に至ります。

2007年春季には10回目を迎え、今回は11回目を迎えることが出来ました。



春と秋は趣向を変えての開催としておりますが、秋、特に今回は主に臨床家向けに、より実践に即したプログラムを企画しました。フォーラムとしては初めての二日間連続開催となります。

両日のメインセミナー(実技指導)は、理事長の三浦寛、顧問の今昭宏が行います。



二人共操体の創始者、橋本敬三医師の元で修行し、三浦は41年、今は27年の操体専門の臨床歴を持つベテランであり、操体を勉強されている、あるいは操体に興味がある方にとっては、長年の

経験と、最新の操体臨床に挑む双方の実技指導と解説は、日々の臨床に、あるいは操体の実践にとって大きな助けになることでしょう。また、操体理論はどのような治療法にも応用可能です。



また、今回のテーマは『ショク』です。『ショク』という言葉は『食』『職』『色』『殖』『燭』『初句』『蝕』『飾』、あるいは『shock』など色々考えられますが、このテーマに従って、三浦寛、今昭宏、岡村郁生(実行委員長)、畠山裕美(等サイト管理人:常任理事)によるテーマ別発表を行います。



また、操体に対する疑問に答えるための、実行委員によるショートプログラム(畠山裕美、山野真二、友松誠中谷之美、西田尚史、佐伯惟弘、福田勇治、森田珠水)発表も行われます。例を挙げると、『楽と快の違い』『なぜ操体法は症状疾患にとらわれないのか』などです。これらの質問は、操体を学ぼうとする方がまずぶつかる疑問であり、この疑問についての理解は、操体のより深い理解と繋がっていくことでしょう。



実行委員は主に東京操体法研究会で操体を本格的に学んだメンバーで構成され、それぞれスタンスは違えど、操体臨床に携わっている専門家ばかりです。

第9回目から、実行委員がご参加の皆様に対して直接操体の介助法を指導する場を設けています。また、操体の基本である『身体運動の法則』(いわゆる『般若身経』と言われるものを、単なる健康体操として捉えるのではなく、操体臨床に必要な、操者のからだの操り方の『作法』としてご紹介予定です。



なお、私達フォーラム実行委員は『常に学び続ける』というスタンスを保ち、常にブラッシュアップ、それぞれが持っている

研究課題に取り組んでいます。橋本敬三医師が提唱した操体の本質的な部分は変わりませんが、より進化した、最前線の操体を学び、実践しています。



毎回参加出席される方々からも、

・常に操体の最新の情報や動診、アプローチ法が紹介されるので参考になる

・実際の臨床に応用可能である

・生の(ライブでの)操体臨床実技を見て(その効果)に驚いた

操体はテクニックではなく、文化、哲学、思想的なものであると思った

操体の多面的な部分を知ることができた 

     

などのご意見をいただいています。当フォーラムへの参加者は多くがリピーターです。何故かと言えば、半年の間に何かまた新しい情報・実技が生まれ、その披露があることをご存じだからだと思っています。



それでは、当日お会いできることを楽しみにしています。

実行委員一同