医道の日本9月号。
三浦寛先生、今昭宏先生の「操体 ビッグウェーブ対談」が掲載されている。
私はこの時同席させていただいていたのだが(写真一部に私の足が写ってます。ジーパン越しですが)、やはり、世の中で「操体」をやっている人数多けれどちゃんと道理を通して、橋本敬三先生の遺志を継いでいるというのはどういうことなんだろう、と改めて考えた。
橋本敬三先生が残された言葉は、「取る取らないはテメエの勝手」といわれたことからもわかるように、受け取る人にもよるのだ、と思ったりする。
例えば
操体をいいとこどりしようと思って使うと、その通りの見返りをくれるし、簡単だと思って『なめて』かかると手痛い目に遭うし、単なる健康体操として受け止めるとその通りだし、何だか鏡のようだと思ったり。
何年か前に、みうらじゅん氏の「LOVE」(文庫本。私は『見仏記』の愛読者でもある)に、美輪さんの話が書かれていた。
『私は、世界をはかるリトマス試験紙なの』という話を聞いたと書かれていた。
もしかしたら、操体も世界をはかるリトマス試験紙なのかもしれない。
操体ってナンですか?と聞かれて
「自分で動く」という人にとってはそれだけだろうし、「安全な整体」とか言うヒトにとってはそうだろうし。
謙虚に精進すべし、ということか。