早いもので、10月ももう終わりだ。東京操体フォーラム(11月10日、11日開催)に向けて準備を着々と進めている。参加申込みは引き続き受け付けているので、サイトからどうぞ。
宣伝はここまでだが、今月初めの「第24回全国操体バランス運動研究会新潟大会」行った話は書いたと思う。
その時にノートを取っていたのだが、今日、そのノートの後ろ後半に私のメモ書きがあった。それで思い出したことがあったので、書いておこうと思う。
初日の特別講演は、遺伝子研究者で農学博士で筑波大名誉教授の、村上和雄先生だった。
まあ、多くの人は村上先生の講演を聴きに行ったのではないか。
私も勿論「遺伝子の謎」はじめ、何冊か読んでいる。
で、タイトルの『ナイト・サイエンス』なのだが、昼間のサイエンス、つまり研究室でのサイエンスだけでは、素晴らしい発見は生まれないということ。夜の、つまり非科学的と言われるような、第六感や直感からものすごい発見が生まれる、という話だ。
村上先生の著書を読んでいれば『ナイト・サイエンス』とか『サムシング・グレート』という言葉は勿論出てくる。
さて、講演で(大変面白い講演だったので、後半にメモを掲載したい)村上先生が『ナイト・サイエンス』という言葉を発した瞬間、私の後ろで(私は最前列の真ん中に陣取っていた)
『ぶぷっ。くすくす』
と、笑ったオジサンの声がした。結構大きな声だった。
私は
「この人、多分 『ナイトサイエンス』って聞いて、
絶 対 妙 な 想 像 をしたに違いない・・・」と思った。
そうすると、私も可笑しくなってきて後ろを振り向きたい欲求にかられたが、後ろを向いて目でも遭ってしまったら互いに非常に気まずい思いをすると思って、振り向くのはやめた(笑)
・・・ということがメモに書かれていたわけだ。
ここで何を言いたいかと言うと、誰かの講演を聞く時は、その人の本を読んでいくとか予習をしてから行った方が絶対いい、ということだ。
この講演について、別の日記に書いたのを転載しよう。
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村上先生の本は何冊か読んでいるんですが、この人は「遺伝子のスイッチをONにする」と言っておられる。また、お笑いと遺伝子ONの研究もしていて、糖尿病患者に初日は大学の先生の講義を聴講させ、次の日は吉本芸人(当時B&B)を呼んで患者を笑わせてから血糖値を計るという研究をして、「笑うと血糖値が下がる」という「遺伝子スイッチオン」をきっかけにDVDを作ったというすごい研究者です。確か筑波大の名誉教授だったか。
一目見たところ、非常に仕立のいいスーツを着ているちょっとつかれたじさまというところで、にこりともせずに壇上に立たれたわけですが、本人が至って真面目な顔で非常に面白い話をされる。私も先生の本を読んでいるので結構分かっているんだけどそれでも笑ったりして。隣にいた奈良の北村先生などは、村上先生の講演は二回目だそうだったけど、骨子は同じで味付けを変えて話しているので、やはり笑った、と言ってました。
多分知ってる人もいると思いますが
クリントンがアメリカ大統領だった時、当時の日本のある首相、英語が全く話せない。仕方ないので最小限の言葉だけ覚えて下さいと、"How are you?"と最初に言えと。そうするとクリントンが"Fine, and you?"と言う(ハズ)なので"I am fine, thank you"だけ覚えて執務室に入ったところ、緊張して「How are you?」というところを"Who are you?" と言ってしまったらしい。クリントンは驚いたものの気をとりなおして"I am Hillary's husband."と答えたらしい。某首相は覚えている単語を思い出し"Me too."と答えたのでクリントンは「大物が来た」と思ったとか思わなかったとか。
これもですね、わたくしどこかで聞いていてオチも知ってたはずなんだけど、何だかゲラゲラ笑っていたので、北村先生に「すごく笑ってたねぇ」と言われました。
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