操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

コラージュ

水墨画家イスラエルを行く―それでも好きさ バラガン王国

水墨画家イスラエルを行く―それでも好きさ バラガン王国


田中稲翠先生は操体にとても理解が深い。いただいた名刺を見ると contemporary Artistと書かれている。
稲翠先生は南画が専門である。勿論書も書かれる。「南画家です」というと「漫画家ですか?」と聞き返されたこともあったらしい。私の場合は、「操体やってます」というと、指圧をするジェスチャーをしながら「指圧ですか?」(指圧ではない・・よ)聞かれることもある。そういうもどかしい感じを共有できるのだ。
以前聞いたのだがご自身は書家という気はないのだという。
contemporary Artistというのが一番フィットするのだろうか。
おそらくこれは私が「操体師」と呼ばれるのがしっくりこないのと同じなのか(か???)
(自分の名刺には「操体ラクティショナー」と書いてある)

この本は稲翠さんがイスラエルで個展を(イスラエルで初めて個展を開いたのは彼女なのだ)開いた時の滞在体験記である。自分がイスラエルについて知っているのは建国してまだ新しい国だということ、KISSのジーン・シモンズイスラエルからNYに渡った移民だったということくらい(?)だったので、彼女が過ごしたイスラエルでの日々の体験記は何だか色々な意味でインパクトががあった。本当は近くて遠い国なのかもしれない。
タイトルの「バラガン」という意味は本を読んで頂ければわかる。

この時、稲翠さんはご主人と小さい娘さんを日本において、単身でイスラエルに滞在していたのだが、この娘さんが今年大学に入った。某美大のファッションデザイン科だ。仮にMちゃんとしておくが、Mちゃんは小学生の頃から診ており、何だか知らない間にすっかり大きくなったなぁ、というのが正直な感想。でも、確か中学生の頃からファッションの勉強をしたい、と言っていたのでその夢に向かって大きく前進したわけだ。そのMちゃんが稲翠さんの主宰するギャラリーで初の個展を開いた。学校の課題でこなしたコラージュと、一輪車の「2007年全日本チャンピオン決定戦ペア部門競技」で、小学校6年生の女子のペアが着たコスチューム、その二人の女の子を一眼レフで写した写真などが展示されていた。私が気に入ったのは青いコラージュと、宝石が沢山ついたMちゃんの高校の卒業制作のトルソー(衣装を着たトルソーです)だ。一輪車の車輪をプリントしてトルソーに着せたドレス(紙製には見えず!)もなかなかいい柄だった。

楽しい一時に感謝。
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