操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

介助実技(講習)@操体法東京研究会特講

操体理論の座学も終わり(しかし、何度聞いても奥が深い)8月半ばから、介助実技指導が始まった。



操体というのは、何も実技指導だけではない。「息食動想+環境」という基本それぞれの理解と、『動』で紹介される『身体運動の法則(重心安定の法則・重心移動の法則、その他一法則と二相関性)をかみくだき、「作法」として無意識に体現できるのが目的である。勿論それを限られた時間で学ぶわけなのだ。



受講生を見ていると、やはり『それまでにからだにつけた癖』が残っているような気がする。今までも何人もの受講生に言ってきた言葉だが、「一度全部ぶっこわす」ことである。ぶっこわしてもそれは無駄にならない。却って、壊して『変なこだわり』を捨てたほうが、『ぶっこわした』モノが生きてくるのだ。







勝間和代さんの本であるが、「インディ」というのは「インディペンダント」つまり、自立を示す。女子で自立したい方は読むべきだと思う。



この中の一節に『英語の勉強法』が書いてある(英語が出来るということは女子にとって、自立への一歩の助けにもなる)。

私自身大学は英文学科だったが、在学中に話せるわけでもなく、英語に本格的に取り組んだのは、北欧系の企業に就職してからだ。

(最近はさっぱり使っていないので、もっぱら読む位だが)

それはさておいて、私が言いたいのはここに書かれている勉強法。

・ボキャブラリと文法を身につけたら

・例文を暗記し

・正しい発音を覚えて

あとはひたすら

・文章を音声で聞いて

・テキストで読んで

・その音声を繰り返し発音して

・文字にして書く

と書いてある。確かにそうなのだ。練習なしに、突然明日から上級者になるわけではない。



操体の勉強もそうなのだと思っている。まずは「息食動想」をしっかり理解し、身体運動の法則を体得し、手関節足関節に対する介助法を体得し、言葉の誘導を学び、それを繰り返して形を直し、軌道修正を続ける。



これはやってみると結構楽しい(操体にはまっている方はそう言う)。



ちなみに、講習中に人数の関係で中にはいって介助法の練習をしていたが、ある受講生に

『先生、決めた時、決まってますね』と言われた(汗)。



一応、プロですから(汗)