操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体はどこで受けたらいいか。

『どこで操体を受ければいいですか?』と良く聞かれるが、最新の、最高に質が高い操体を受けたいのであれば、師匠(三浦寛先生)のところへ行けばいい。東北地方だったら今先生を紹介するし、日本各地の東京操体フォーラム実行委員の治療所なり研究所を紹介している。



これはどうしてかと言うと、やはり人様のからだを診させていただくのだから、私自身がその人を存じ上げていること、操体に対してどういった取り組みをされているのか知っていることが条件だからである。



ところで、チェックポイントである。

・左右とか上下の二者択一の運動分析に対して『どちらがきもちいいですか』という問いかけをしていたら、ちょっと「?」である。

二者択一の分析ならば、『どちらが楽ですか?辛いですか?』と、問いかけるべきである。

『きもちよさ』と『楽(な動き)』の区別がついていないのだ。これは私が本当に口を酸っぱくして言っているのだが、『楽』と『きもちよさ』はベツモノであり、動診(分析)を行う時も全然違うアプローチになる。



★実際、先日ベーシック講習にて、『楽』をとおす第一分析と、『きもちよさ』をとおす第二分析を体験していただいたが、実際体験していだくと、その違いに皆驚かれる。



★実際違うものなのだから、それを一緒にして『きもちよさ』という言葉尻だけでくくってやるから、被験者も『どちらがきもちいいか分からない』と言うし、操者も結果が出せない。



操体を受けるのだったら『楽』と『快』の違いを明確にしている施術者を選んだほうがいい。