赤めだか
続きになるが『弟子入り』する時のコトが書かれている。これは、談春師匠が客観的に見ている様子が書かれているのだが、師匠は
大抵『落語家(噺家)なんかなるもんじゃねぇ』と言うそうだ。
そうすると、入門志願者は『いえ、絶対頑張ります』と、言うらしい。そして、入門してから辞めてゆく者も多い。
覚悟が足りなかったのか、こんなつもりじゃなかったのか。さっさと自分の技量に見切りをつけてあきらめたのか。
「あきらめる」というのは「あきらかにする」という意味もあるそうだが、この世には「あきらめが肝心」な時もあるが、「ここであきらめちゃだめ」という時もある。その読みどころが難しいのだろうか。