スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書)
- 作者: 竹内一正
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2008/12/09
- メディア: 新書
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iTunesのメニューに『iUniversity』というのがある。大学の講義その他を無料で視聴することができる。その中で結構上位に入っているのが、スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチであるが、動画が見つかったので貼り付けておく
昔からよく言われていたが、ジョブズはスピーチが上手い。ジョブズがAppleの暫定CEOに戻った時だ。日本のMac Worldで基調講演をしたことがあった。記憶をたぐるとiMacのカラフルなラインアップやダルメシアンとかフラワー柄が出た時だと思う。長年のMacユーザであった私は、初日の基調講演を聴いていたのだった。
平易な英語で同時通訳がなくても理解できた。間の取り方が上手かった。
この本はお正月休みに書店をぶらぶらしていて買ったものだ。今までにもジョブズの評伝は何冊か読んでいるが、共通して書かれているのは、人を惹き付け、動かす力を持っているということだ。26歳で億万長者(自力で)となり、30歳でアップルを追放され、映画(ピクサー社)で成功し、Appleに戻り、iMacを作り、iPodを世に出したという経歴は非常にドラマティックである(さらに、一度は膵臓がんで死にかけている)。
よくジョブズが引用するのがピカソの言葉である。
「平凡なアーティストは模倣する、偉大なアーティストは奪う」
私は長年のMacユーザであるが、何故MacユーザはAppleのマシンを愛し続けるのか何となく分かっていただけるかなとも思う。