2009年春季東京操体フォーラムが無事終了致しました。
ご参加の皆様、フォーラム実行委員の皆様、ありがとうございました。
詳細レポートは他に任せるとして(笑)忘れないうちにメモしておきます。
私は無謀にも「操体をどうやって説明するか」という誰にも解けそうにない壮大なテーマに挑みました(笑)
しつこいようですが、
「どちらがきもちいいですか」または
「きもちよさをさがして」という指導をしている操体指導者は、
勉強不足です。
楽と快の違い、動診と操法の違いが分かっていないのです。
これでは操体臨床は上手くいきません。
上手く行かないというのは、どういうことかというと『快適感覚を、ききわけ、味わう』という、操体のセオリーでは上手く行かないということです。
これをどうやって補っているかというと、圧痛点消去法(圧痛点に触れて一番ゆるむところで動きをたわめて、瞬間急速脱力させる)などで処理しているのです。これは私が昔やっていたのでよく分かります。
または、操体だけでは足りないので、何か別のメソッドを組み合わせたりしているのです。
操体だけでは間に合わないのです。
でも、ちゃんと勉強すれば、操体で間に合うのです。
また、何故橋本敬三先生が「きもちのよさをききわければいいんだよ」とおっしゃったのか、その辺りの理解と勉強が足りないのです。
あああ。また熱くなってしまいました(笑)
★どこがわり〜んだよ、と思っている方は順を追って説明致しますので、ベーシック講習か施術にお越し下さい(笑)今までに何人にも説明指導致しましたが、ご理解していただいております。
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今回は、横森実行委員のレントゲン写真を用いた、身体運動の法則の実証がありました。レントゲン写真でみると、「身体運動の法則」が本当に理に適っているということがわかり、アカデミックな雰囲気に包まれたのでした。
日下実行委員(ヨガマスター)の呼吸の話も興味深く、幼児に呼吸法の訓練をさせるべきではない、という話をはじめ、最後に「大人は自然呼吸でよろしい」という締め。
平相談役の「発生と発声」。武術の話になると本当に生き生きするのですこの方。
岡村実行委員長、草階理事の実技。腰掛位での側屈。その前のウォーミングアップの「顔を広げる・縮める」では、巻上公一相談役、佐伯理事、秋穂理事(特に顔の表情が豊かな人を選択?)が模範実技?を披露し、会場は爆笑のウズに。
巻上相談役の特別講義。福田副実行委員長と私(隣合わせに座っておりました)、巻上相談役の言葉が思い切りツボにはいり(ストライクゾーンですね)、何故かこの二人が一番爆笑していました。いえ、笑っていただけじゃなくて、ちゃんと勉強しましたよ。生でホーメイが聞けまして、感動しました。
三浦理事長(師匠)の発表。秋穂理事をモデルに、四つん這いでの8音階の発声にチャレンジ。快適感覚をききわけながら、発声による「操体」。
★今回はいつも取材に来て下さる医道の日本社さんに加え、『月刊秘伝」からの取材もありました。
一番楽しい(?)懇親会では、相変わらず盛り上がりました。
フォーラムで一番面白いのは懇親会だ!というウワサがありますが、実行委員が一番生き生きするのは懇親会です!
秋はもっと面白いことをやる予定です。
11月の最後の三連休辺りです。二日間やるかも?!
全員集合写真