ここ数日の出来事だ。
私より10歳程年上の操体の同門のお知り合いに紹介された。同門より操体の話はよく聞いているそうで、東京操体フォーラムの実行委員ブログもたまに覗いて下さっているそうだ。暫く話した後、その知人の方に『畠山さんは何か開業なさってるんですか』と聞かれた。
はい、開業してますし、操体の本も二冊出してます・・・と言うと、意外そうな顔をされた。まあ、結構慣れっこでもある。
比較するつもりはないが(笑)私は同門より年は下だが、操体で開業してからは長い(14年目。また操体のサイトではhttp://www.teizan.com/ が一番古い)。
まあ、同門は私より年上だし、オトコだし(笑)そのような事は割とある。
また、先程予約の電話をいただいた方に『何をご覧になってお電話をいただいたのですか』と尋ねたところ、私が10年前位、つまり操体の講習を始めた頃の受講生のところに通院していたのだそうだ。
そちらのサイトのリンクから辿ってきたとのことで、私が『あ、▲▲先生ですか。○○の▲▲さん、10年前の私の受講生なんですよ』と言うと、『ええええ〜っ?そうなんですか?』という答えが返ってきた。
『▲▲さんのほうが年上だし、男性だし、そう見えるよね』と言う話になった。
まあ、▲▲さんと私が並んだら絶対あちらのほうが師匠みたいに見えるのは仕方ない(笑)何せ貫禄が違う(笑)
こうやって考えると結構苦労しているのか私(笑)
また、開業当初不愉快だったことがある。
私が事業主で、先方【元オット】は副院長である。
私が最初に手技療法家の道を目指し、操体を勉強し、後から元オットが操体に興味を持ったので、受講料を応援して操体の講習を受けさせた。
しかし『何故奥さんが院長なんですか』とか『ご主人が最初に操体をやったから奥さんも真似したんですよね』とよく聞かれた。
世の中では夫唱婦随というのが当たり前だと思われているのだろうか。思われているのだろう。
なんだかいやだな(笑)
中には『何で奥さんのほうがエラいんですか』(エライわけじゃないけど事業主は私なもんで・・・・)と聞く人もいた。
また、結構親しい方でさえつい最近まで私が元オットの真似をして、後から操体を始めたと思っていたらしい(汗)
結論として、私は旧姓に戻ることを決意し、今に至るわけだが、夫婦で同じ職業を選ぶのはあまりお勧めしない(笑)
『船頭が二人いても仕方ない』のである。
そういえば、師匠(三浦寛)が講習を始めた時は30歳だった。今から30年前に操体の講習をやっているところは皆無だったので、色々な方が受講に来られたようだが、年上の方が多かったらしい。
たまに師匠が『オレと○○さんが並んだら(○○さんは86歳)絶対○○さんがお師匠に見えるよな』と笑う事がある。
確かに並んだら○○さんのほうが25歳以上なので、どう見ても○○さんのほうが師匠に見える。。。