操体法大辞典

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まつげエクステのトラブルと、オーナーサロン。

まつげエクステのトラブルが消費者センターに寄せられているらしい。これを聞いて「エクステって危ない」と単純に思うのはちょっと早い。

目のトラブルと言えば、最近コンタクトレンズにアメーバが増殖して、角膜を傷つけるというトラブルが増えている。私は生まれてから人生の三分の二をコンタクトレンズの世話になっている人間なので、コンタクトレンズ無しの人生は考えられない。



このトラブルの原因は、夜寝る前にレンズを洗浄しないためと、使い捨てコンタクトを規定期間以上使い続けたためだと思われる。最近、電車の吊り広告でも、コンタクトの洗浄を訴えているものが多いが、私は週に一度、完全に消毒できる「エーオーセプト」を使っている。6時間漬けておかなければならないが、目のためだ。



また、体調によっては目の調子が悪いこともあるのは当然だ。



まつげのエクステに関しては「国家資格持ってる持ってない」というのが騒がれているが、エステティシャンが国家資格でないことや、ネイリストの事を考えても、ちょっと方向性が違うのではないかという気もする。



まつげエクステとヘアケアはちょっと違うのでは。



なお、私はエステ、脱毛、アートメイク、まつげパーマ、プラセン注射など、その手の事は一通り体験している。自分で試してみたいからだ。



エステも脱毛もアートメイクも、まつげパーマもプラセンタ注射も『こわい』という人は必ずいる。しかし、私は今までトラブルに遭ったことがない。まつげエクステも二年以上やっているが、トラブルはない。



これにしても、例えば体調が悪くて目の調子が悪いときに、速乾性のグルー(のり)を使ったら、しみたりすることもあるだろう。また、生理中で皮膚が敏感な時もある。メイクの落とし方に問題がある場合もある。そういう時にトラブルは起こるのだ。



また、何でもそうだが、上手い担当者にやってもらうのが一番で、そういうヒトに巡り会うのも運のうちではないかと思うこともある。勉強熱心な施術者は、新しい製品を積極的に取り入れているし、そういうヒトにやっていただくと、取れにくいし、長持ちするのだ。



私の友人は、まつげエクステした時、まぶたをぐいぐい押されて痛い思いをしたので、もうまっぴら、と言っていたが、私はそんな経験をしたことはない。



流行っているから、未熟な施術者を雇ってお店に出ているケースがあるので、こういうこともあるのかもしれない。

エクステやエステに関しては私は『オーナーサロン』(平たく言えば一人でやってるサロン)を、お勧めする。私の場合、レーザー脱毛以外は皆オーナーサロンのオーナー自らにやってもらった。



ちなみに、私の周囲の操体の同門は皆一人でやっている。



まつげのエクステ施術者に聞いたのだが、『エクステがすぐ落ちる』というクレームがあったそうだ。



まつげエクステが取れてしまうのは、クレンジングにオイルが入っているためだ。メイク落としに「オイル」と書いていなくても、油分が入っていることがある。エクステをつける時、「オイルクレンジングは避けてください」と言われるはずだが、それを無視してオイル入りのクレンジングを使っていれば取れやすくなるのだ。



また、消費者センターに連絡するということは、少なからず連絡者は『怒り』を感じているはずだ。これはトラブルが起こった時の対応の悪さから来るのだと思う。



しかし、いいサロン、いい治療家、いいエステティシャンに巡り会いたいのだったら、自分自身もいいクライアント、いい顧客になるのが一番じゃないかと思う。



約束の時間に遅刻する、だまってドタキャンする、そんな顧客は最高の施術を受けられないのではないか?

それで文句は言うのだから。



しかし、安易に増えているというのは少し心配だ。私はまつげのエクステが大好きだからだ。貴女がいいサロンに巡り会えることをお祈りする。