あなたの願いをかなえる仏像に出会う本

昨年の東京操体フォーラムのブログにも書いたのだが、歴史と仏像が好きだ。昔は抹香臭いとかオヤジ臭いと言われたものだが、最近時代が私に追いついてきではないか（笑）

そして、今回ご紹介したいのは、この本のイラストを担当しているのが、私の記念すべき第一作

こちらのイラストを担当してくださった、しおたまこさんなのである。この本は今から10年前に出したものだが、イラストがとてもいいと評判だった。表紙の『側屈』はインパクト大である。倒すほうと反対の足に体重がかかるこの動きはシルエットだけでも「操体」と分かるのである。

私もシングルに戻ったり、まこさんも東京を離れたりで、なかなか微妙に疎遠にしていた時期があったのだが、先頃、twitterでまこさんを見つけ、早速フォローさせていただき、日々のつぶやきを交換している次第。まこさんのつぶやきからこの本が出ることを知って早速購入した。

まこさんの描く『願う』女の子（一人一人に実は名前があるらしい）と、仏像のイラストで、改めて仏像の勉強になった。著者の吉田さらさ氏は今月の『文藝春秋』にも記事を書いておられた。写真よりも柔らかい感じで仏像ワールドに突入できる。「見仏記」とはまた違った魅力の「仏像本」である。

ちなみに、今年の夏は京都でフォーラムをやるが、前日早めに東京を出て、興福寺に阿修羅様と薬王菩薩様・薬上菩薩様に会いに行きたいのである。

操体法大辞典