大人の男を口説く方法

大人の男を口説く方法

タイトルがタイトルで表紙だけ見ると女性向けに見えるかもしれないが、これは男性が読んでもいいと思う。中谷氏の本は女性向け、20代向けなど、ターゲットを絞ったように書かれているものが多いが、実はターゲット以外の人が読んでも得るものがある。この本のサブタイトルは「会話のつまらない女性はエッチもつまらない」と書かれていたが、これは女性に限るまいと思う。年齢が若くても会話がオバサンな子は沢山いる。オヤジは狭い世界の人としか話をしないからオヤジになるのだ。また「大人の男とは」ということも書いてあるので男性にもお勧め。

以下はちょっと長いけど引用。太字、色文字に深い意味はありません（笑）

会話もエッチもコミュニケーションだ。

エッチは、「女としてこんなことをしてはいけない」という思い込みに縛られています。
エッチの半分は、今までエッチしてきた男性によって構成されています。もう半分は自分の学習不足です。
「お箸の持ち方がヘンなのは親のせいです」と言うのがゆるされるのは子供だけです。大人は気がついた時点で直していくしかないのです。
僕は男性に「エッチがヘタでは通用しません」という話をします。
ある男性には、得意技の行為がありました。その男性は、女性が「もっともっと」と言うので
ウケていると一人合点（がてん）していたのです。
ところが、その場にいた女性から「そう言うと男性は喜ぶんですよね」という冷静な意見が
出ました。女性の生の意見を聞いた男性は、愕然（がくぜん）として、シュンとして黙り込んでしまいました。
僕は、「まだまだ遅くありません。残りの人生があります。ここからモテモテになればいいのです」と
教えてあげました。
女性は自分の彼のエッチがヘタなことは、彼に向かっては言いません。
それは彼がいい人だからです。
ここで女性にガマンが生まれます。
ただし、友達には彼がどういうエッチか話します。男性のエッチのいいのかいけないのかは、
直接彼女に聞いてもまともな答えは返ってきません。
本当に聞きたければ、親友に聞くことです。
親友に聞けば、「彼女は私にはこう言っていましたよ」とスラスラ出てきます。女性だって
自分のエッチがうまいのかヘタなのか真摯（しんし）に受けとめることです。
これはサービス業のクレームやコメントカードと同じです。
エッチも相手に喜んでいただくためにしているのです。
改善すべきところは改善し、試行錯誤しながら、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら学習していくことです。会話もエッチも、コミュニケーションです。トレーニングが必要なのです。
生まれついてうまい人はいないのです。
ヘタなことを親の遺伝だから仕方がない」というのは自分の責任を放棄しています。親のせいに
して自分を棚にあげている人は「男の人は若い人がいいんでしょう」と言います。話がつまらないことに問題があるということに気づいていないのです。
誰も「あなたの話はつまらないですよ」とは言ってくれません。
次回に誘ってくれないだけなのです。