操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

年明けのご挨拶。第4回足趾の操法集中講座(再掲)

 気がついたらもう1月も半ばを過ぎていました。
年明けの二週間は、月刊手技療法の原稿の執筆(急遽決定)と、<a href="http://d.hatena.ne.jp/tokyo_sotai/20110111">東京操体フォーラム実行委員ブログ</a>の担当、<a href="http://sotai.org/2011apr/">2011年春季東京操体フォーラム分科会</a>のレジュメ執筆、ついでに毎月第2週開催の東京操体フォーラム実行委員勉強会のレポート執筆など、何故か執筆時間が多い期間でした。


今年は新しい操体の本を出します。断言しておくのです(笑)。


あと、このブログもURLは変わりませんが、2月に引っ越しします。
TEI-ZANのサイトも、URLは変わりませんが、引っ越しリニューアルします。今現在、仮運営しているのが<a href="http://www.sotai-teizan.com/">こちら</a>です。


今年は夏に再び京都大徳寺でフォーラム開催、"Sotai Forum in Madrid"も開催予定です。
勿論定例の春と秋にもフォーラムが待っています。また操体漬けの一年です。


操体のデメリットとして「修得に時間がかかる」という人がいます。確かに1日で修得できるとか、3日で修得できるものではないですが、私はそれらのデメリット(とは思っていないんですが)でさえ好きです。

以下に足趾の操法集中講座のお知らせを再掲いたします。

今現在、操体法東京研究会臨床講座(2期目、あるいは3期目)で学ばれている方は、考えてみると、全員足趾の操法集中講座を受けられています。

臨床に即応用できるからです

実を言えば、私も毎日誰かにやって欲しいです(笑)


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第4回足趾の操法集中講座


お陰様で「足趾の操法集中講座」も4回目の開催となりました。
基礎(全10回)、応用(全5回)の講習です。

2010年9月、三浦寛先生はじめ東京操体フォーラム実行委員8名は、Sotai Forum in Madrid に出席してきました。勿論我々はスペイン語が話せるわけではなく、通訳を介してのセミナーとなりました。二日目に、この「足趾の操法」のデモンストレーションを行いましたが、言葉の壁を越えてきもちよさがダイレクトに伝わり、大きな反響を呼びました。
足趾の操法は、簡単そうに見えますが、作法、手順があり、それを守った上で行うと、美しいフォームで、効率的に、疲れずに長時間行うことができます。それらのコツも指導いたします。


講習時間内に、三浦寛(人体構造運動力学研究所所長)による、臨床の実際を見学することができます。臨床の見学は、通常の操体法東京研究会定例講習では公開しておりません。第3分析(皮膚へのアプローチ)の先を行く、操体臨床の最前線を見学することが出来ます。


期間
基礎講座:2日19日(土)〜5月21日(土)の間10回(フォーラムなどのため、休講の場合があります)
応用講座:5月28日(土)〜6月25日(土) 5回
時間 13時〜18時(予定)
会場: 操体法東京研究会講習会場
東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル34号


受講料:
1.基礎講座+応用講座:30万円
2.基礎講座のみ:   20万円
3.応用講座のみ:   10万円


割引:
1.操体法東京研究会定例講習受講生及び修了生、操体法集中講座受講生及び修了生は、基礎+応用で26万円になります。
2.上記同条件で、基礎講座のみの受講で、18万円になります。


★再受講の場合は、基本受講料の半額になります。
(自己流になっていないか、あるいはブラッシュアップなど)
対象者:操体法の一部である『足趾の操法』を学び臨床に活かしたい方、介護関係、リフレクソロジスト、アロマ関係、整体関係、エステティシャンなど。ご家族のケアに活かしたい一般の方もどうぞ。
足趾の操法とは、橋本敬三先生が70歳から数年間、臨床の場で用いていたものです。温古堂診療所には様々な治療家が勉強に訪れていましたが、その中に足心道の先生がおられました。
橋本敬三先生は足心道を基本に、「揉む」「落とす」「揺らす」の3つをされていました。書籍の中で『趾もみ』と書かれていることもあります。
『足趾の操法』は非常にきもちのよいものであり、これだけでも『快適感覚をききわけ、味わう』という臨床を通すことが可能です。我々は、この『足趾の操法』も、操体の臨床のうちの一つと考えていますが、今回、この足趾の操法に特化した講習を企画することにしました。
更に、身体運動の法則(からだの使い方、動かし方)を学ぶことによって、操者自身が機能的で疲労をためたり、からだを壊したりしないような基礎を修得します。
★足趾の操法の特徴
・快適感覚を患者に味わっていただくことができる。
・足趾はきもちよさの宝庫である
・リラクゼーション効果にも優れている(副交感神経優位に導く)
・足趾はからだの『根っこ』であり、よく診るべきところである
・動きの操法をとりにくい被験者や、要介護者、リハビリ目的、小児、あるいは何らかの理由で言葉が通じない場合でも『きもちよさ』に導くことが可能である。
これを、橋本敬三の愛弟子である三浦寛がバリエーションを増やし『納め』を加えることによって、グレードアップさせました。
『足趾の操法』の一部として『趾(あしゆび)廻し』があります。文字通り「足趾を回す」ものですが、揉む、落とす、揺らす、とはまた違った快適感覚をききわけることが可能です。
片足ずつ行うので、病院のベッドの上や、狭いところでも行うことができます。
講義内容(予定)
基礎講座:
操体理論
身体運動の法則(施術者としてのからだの使い方の作法の習得)
実技(足趾の操法)
触診
実技
応用講座:
実際の臨床への応用
趾廻し
主宰: 操体法東京研究会
講師:  三浦寛(人体構造運動力学研究所 所長 東京操体フォーラム理事長)
畠山裕美(TEI-ZAN操体医科学研究所  東京操体フォーラム常任理事)


お申込・お問い合わせ:
TEI-ZAN操体医科学研究所 http://www.teizan.com/
畠山裕美宛
sotai@teizan.com
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西2-22-38-217
Phone: 03-3675-8108 D-FAX:020-4668-4327



おまけ。一昨年足趾の操法集中講座を受けた、小松広明氏(京都 松濤院)の「実行委員ブログ」から。