操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

塾・操体の日(1)

 

ここ数年「ほぼ日手帳」を使っている。手帳が届くとまず最初にやるのは、年間の講習の予定の書き込みだ。第24日曜の午後は操体法東京研究会の定例講習、第2日曜の午前中は実行委員勉強会、第5日曜の午後は「塾・操体」である。130日日曜日、この日は10時半頃に、岡村、福田、秋穂、辻の各氏が揃い、春の分科会について打合せをした。また、今回は秋穂氏が一般社団法人日本操体指導者協会の理事に就任が決まった。師匠からは11時半頃に「くらりす」に来なさいという連絡があったので、皆で「くらりす」に向かう。ここで今度は師匠を囲み、分科会の打合せや、夏のプランについて話をした。私は以前から「そろそろかなぁ」と思っていたことがあり、それを先日、電話で福田画伯に話したところ、画伯も「そろそろですかねぇ」ということになっていたのである。


 


最初はブログの話からはじまった。ブログは単に書くだけではなく、書いた後、どんな人が見ているか、どのようなキーワードで検索されているかが分かるのだが、私のブログでも、先日「楽しい性教育」というタイトルにしたところ(Twitterにも自動的に流れるようになっている)アクセス数が倍増していたのである(笑)。福田画伯も先々週「性について考える」という投稿をしたところ、検索数が上がっていたとのことだった。つまり、その手の言葉でサーチする人がいるわけだ(笑)


それはさておき、今検索キーワードを見ると「佐伯惟定」(戦国武将)でサーチされている。これはもしかしたら、うちの実行委員の佐伯惟弘氏と間違えたのかもしれない。


「そろそろ」というのは、そろそろ、フォーラムでも橋本敬三先生のレーベンス・テーマ(ライフワーク)でもある、性について何か語ろうか、ということだ。全国操体バランス運動研究会でも、誰かが「性や老人の性についても語るべきだ」(確かK医学のU氏)と、提言したことがあったが、それ以降テーマに取り上げられたことはないし、橋本先生をカミサマだと思っている人達(例えば、タバコは本当は吸っていたのではなく、喫煙する患者さんがいるからふかしていただけだ、というような人達)がいるので、それはどうなんだろうと思う。橋本先生は、救いと報いの違いを知られてから性格が一転して呑気になり、それ以降道楽や女郎買いもするようになった、と本に書かれているが、多分橋本先生をカミサマだと思っている人達は『いや、遊郭には登楼(あが)っただけで、お女郎さんとは何もしていない』とか言うかもしれない(笑)。


 


また、私もここ数年ブログなどでちょこちょこ書いてはいるが、ちょっと前はやはり勇気(笑)がいった。ブログで『炎情』とか、アダム徳永氏の本の紹介などをすると「そういえば、ブログに書いてましたよね」とか、何だか妙なフォロー?をしてくる人もいた。


ここで私が言いたいのは、女性全般において「エッチが好き」というのは決して「ふしだら」という意味ではない。世の中にはnymphomaniaといって、女性の性欲亢進症が存在する。ヴィヴィアン・リーが、肺結核と躁鬱病とニンフォマニアに苦しんでいたことは有名だが、これは病気なのである。そういえば、性依存症の治療を受けた著名人は、ビル・クリントンマイケル・ダグラスなどがいる。


 


話が少しそれたが、師匠から「今度のブログのテーマは『性』にするぞ、いいか」というお達しがあった。夏の京都のテーマにしてもいいかも、という話もある。橋本敬三先生が生涯かけて研究されたテーマを、弟子、孫弟子である我々が真面目に語ってもおかしくはあるまい。