操体臨床家への登竜門、1978年創立のべ1500名が操体を学んだ歴史ある講習です。
講習、個人レッスンとも随時申込受付中。途中からの受講でも、補講、個人レッスンで補習可能です。なお、短期間での効率的な学習のために、指導者養成コー
スを受講しながら、個人レッスンを受講している方もいらっしゃいます。なお、受講条件によって、
一般社団法人日本操体指導者協会公認 感覚分析診断操法士
のライセンスを授与いたします。
講師は操体の創始者、橋本敬三先生直系の愛弟子、三浦寛先生。橋本敬三先生は、定例講習はやっておられませんでしたが、当講習の顧問をされていました。
今昭宏先生、北村翰男先生はじめ、巻上公一氏(東京操体フォーラム相談役)、平直行氏(東京操体フォーラム相談役)東京操体フォーラム実行委員など操体界でご活躍の先生方が先輩です。
この他、私が知っている限りでは、滝津弥一郎氏、瓜生良介氏、河野智聖氏、田村茂兵衛氏、白澤誓三氏などがおられます。
操体は進化しています。一般的(あるいは治療家の方々)には、農文協から出ている「万病を治せる妙療法」が有名ですが、操体の原理原則は変わっていないものの、実技(診断と治療)は最新のものとは大きく異なっています。
それには、時代の変化が大きく関わってきています。
陰陽の時代は約800年周期で巡ってくるそうですが、男性原理的な「陽」の世界が終わり、陰の時代に入ったのが、1945年(昭和20年、終戦の年)で、現在は本格的に、女性原理的な「陰」の時代に入っているそうです。数秘学、女性性を表す「2」の時代に入り、占星術では、戦闘的な魚座の時代から、調和を表す水瓶座(アクエリアス)に入りました。時代は確実に「陰」「女性性」の時代に入ってきているのです。また、東洋医学では「実」と「虚」という診方もしますが、1980年代から「実」ではなく「虚」的な患者が増えてきたという話もよく聞きます。
例を挙げると、「実」というのは、押してすぐわかる大きなしこりがある、腫れている、熱を持っているなどの箇所を指します。「おこっている」とも言います。「虚」というのは逆に、やわらかくて元気がない状態で、押してみると奥のほうに小さなしこりがある、という状態です。また、うつ病などのメンタル的な疾患も増加しています。
つまり、橋本敬三先生が現役の頃の患者の疾患と、現在の疾患は違うということに目を向けなければなりません。
これは、他の先生方も言われていますが、例えば指圧の浪越徳治郎先生のお弟子、浪越ヨーロッパの小野田茂先生(小野田先生も当講習の先輩です)によると、浪越先生の時代の指圧では効果がない、ということに気づき、Aze Shiatsuという、指圧の心は受け継ぎながらも、より進化した指圧をされています。
橋本先生がそれまでの「楽」をききわけさせる操体に限界を感じ、「快」(きもちのよさをききわければ、よくなる)へとシフトチェンジしたのは、偶然にも1982年(昭和57年)のことです。1982年は、橋本先生が85歳、今先生を代診とし、現役を引退した年でもあります。
1982年は、操体にとって重要な年に当たります。三浦先生はその後5年以上の歳月をかけて「快適感覚による分析」を体系化させたのが、第2分析です。
なお、1つ1つの動きに快適感覚をききわける「第2分析」の介助法、補助法、手首前腕の外旋、内旋、背屈、掌屈、橈屈、尺屈、押し込み、引き込み、足関節下肢の外転、内転、背屈、底屈、内反、外反、押し込み、引き込みの介助法、補助法について学べるのは当講習のみです。
その後「全身形態は連動する」という橋本敬三先生の言葉に従って、末端関節からからだの中心、骨盤を介して全身形態の連動が体系化されました。(操体法入門)それまで「連動するということはわかっているのだが、どのように連動するかは分かっていない」「連動は皆違う」というのが一般的な常識でしたが、からだが自然な状態にあれば、自然な連動が生じ、ボディに歪みがあると不自然な連動が生じ、その歪みが解消されると、からだは再び自然な連動を取り戻す、ということもわかってきました。連動体系の確立により、一層細やかな診断(分析)が可能になりました。
更に「動けない」「感覚のききわけができない」という患者に対して、皮膚という大きな器に目を向けて、刺激にならない接触による感覚分析が体系化されました。これを「第3分析」「皮膚へのアプローチ」あるいは「渦状波」(かじょうは)と言います。
これらの「刺激にならない皮膚への接触」(渦状波:カジョウハ)が学べるのも当講習のみです。
類似のものに「ひっぱる、ねじる、絞る、押す、ずらす」「皮膚の歪みをとる」などがありますが、こちらは「刺激」を利用しており「刺激にならない接触」とは全く異なるものです。
操体法東京研究会
操体法東京研究会定例講習を受けて(先輩諸氏の声)はこちらです
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第77回 操体指導者養成コース
30講習 150時間 60万円
期間: 2012年1月から2013年3月(予定)
日時: 毎月第2、第4日曜日 13:00〜18:00
カリクラム: 全30講習 150時間
講習内容: 操体理論、操体法臨床理論、操体法基礎応用実技実習指導
(実技実習120時間以上 を予定)
受講対象者:操体に興味があり、操体の指導者を目指したい方、Japanese can be spoken.
講師: 人体構造運動力学研究所 所長 三浦寛
定員: 15名以内
会場:東京都世田谷区三軒茶屋1‐30‐9 三軒茶屋ターミナルビル34号
交通:東急田園都市線「三軒茶屋駅」下車2分
●受講申込み方法
住所、氏名、年齢、電話番号、e-mail アドレス、職業と受講コース
(第76回 操体指導者養成コース)を必ず明記の上
郵送:
〒154‐0024 東京都世田谷区三軒茶屋1‐36‐3 ルミネ三軒茶屋105
人体構造運動力学研究所、操体法東京研究会代表、三浦寛宛
FAX:人体構造運動力学研究所、操体法東京研究会代表、三浦寛宛
03−3414−0340
●お申し込み受付次第、こちらからご連絡を差し上げます
● 問い合わせ: 講習内容、受講料等のお問い合わせは、
TEL/FAX: 03‐3414‐0340 操体法東京研究会事務局(三浦宛)
なお、e-mail でのお問い合わせは sotai@teizan.com へ
(TEI-ZAN操体医科学研究所 畠山宛)
操体法東京研究会定例講習より 足関節の内反 (動画)
2010年医道の日本誌3月号より