操体法大辞典

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最短で結果が出る最強の勉強法

最短で結果が出る最強の勉強法 (講談社プラスアルファ文庫)

最短で結果が出る最強の勉強法 (講談社プラスアルファ文庫)


著者は東大法学部卒、日本長期信用銀行入社、その後野村證券投資信託に移籍後、28歳の時に退職、二年間の受験生生活を経て、1988年に司法試験に合格した。最短合格の部類に入る。
現在は弁護士として何と「平均弁護士の約10倍のペース:で案件をこなしているという。また、残業もせず、土日はしっかり休みを取っているそうである。

10代の頃、著者の荘司氏の高校での最初の実力テストの成績は450名中60番。勿論一流大学の合格ラインではなかったのだが、中学時代にあまり成績の良くなかった荘司氏は満足していたらしい。
ところが、高校3年のときに、勉強法の工夫と改良を重ね、東大文科?類(主に法学部進むコース)と、早稲田の政経に現役合格したのである。
また、娘さんの中学受験の際、自らが工夫した勉強法を使い、いわば娘さんを実験台?にして、見事に東京の「女子御三家」と言われる学校をはじめ、受験した全ての学校に合格したらしい。

私の周囲には結構東大を出ている方がいる。めぐり合わせが悪かったのか(笑)これまで「東大出の人」というと、何だかヘンな人しかいなかったのだ。しかし、ここ数年東大の先生方や学生とご一緒する機会があったりして、少しは見方が変わったのである。
基本的に、勿論彼らは頭がいいのだが「効率がいい勉強法を知っている」あるいは「記憶力がいい」のではないかと思う。

という私は、受験勉強らしいことをせぬまま大学まで行ったので、予備校というものを知らなかった。一昨年、健康運動指導士を受験した際、対策クラスがあり、そこではじめて「予備校の勉強ってこうやってやるんかいな」と気づいた次第。後で私がやってきた勉強法というのは、読書だったのだと気がついた。

以下は目次である。

1部 スタートはモチベーションアップがいちばん大切だ!

ルール01 1冊の基本書に全ての情報を集中させよう
ルール02 道具選びは機能性とオシャレ性を重視しよう
ルール03 強力な勉強仲間を作ろう
ルール04 「試験を目標にする」のはとても効果的だ
ルール05 「成功のイメージ」を潜在意識に刷り込もう
ルール06 勉強こそ若返りに最適である
ルール07 自分で自分の限界を設定するな

第2部 続ける秘訣は「楽しく勉強すること」にあり!

ルール08 自分の心に「ご褒美」を与えよう
ルール09 学んだことを「長期記憶」として定着させよう
ルール10 詰め込みと丸暗記は「善」だと思え
ルール11 勉強の時間帯は気にするな!
ルール12 マトリクス計画表が効果を倍増させる
ルール13 右脳のパワーを徹底的に利用しよう

第3部 一気に成果をあげる最強のヒント

ルール14 「突っ込む癖」で論理力を養おう
ルール15 五感をフルに使って勉強しよう
ルール16 教材は「迷ったら買い」を肝に銘じよ
ルール17 資格や学歴は取れるときに取っておこう

これは何にでも当てはめられるのではないかと思う。一番良くないのは、自分で自分の壁を作ることなのだ。ある大学教授は、60歳になってから勉強の効率が良くなったそうである。

勉強にせよ「自分はもうトシだから」とか「記憶力が悪いから」と、自分の思考のクセを手放せばいいのだろう。