4 地球の歩き方 aruco トルコ (地球の歩き方aruco)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/03/20
- メディア: 単行本
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今年の9月、再度マドリッドで操体フォーラムをやる。現地では、浪越ヨーロッパの小野田先生はじめ、スタッフが着々と準備をすすめているようだ。
今回、私は初日の午前中をいただいて「介助補助とポジショニング」をやろうと思っている。
スペインでは相変わらず第1分析をやっている。それはそれで仕方の無いことだが、講習の写真を見ると、操者のポジショニングや、介助を与える場所が的外れだし、操者の動きが大きすぎる。このあたりだけでも修正したい。
また、現地の方は「去年はデモだったから、今年は実技」と思っているようだ。勿論実技もやるが、私達日本の受講生も、般若身経がマトモにできて、触診(ひかがみの触診は、10秒がタイムリミットと言われる。触診に10秒以上かかるのは時間の無駄である)ができてから、はじめて介助補助、実技を習う。
さらに、昨年マドリッドで作ったフォーラムのDVD(スペイン語)の日本語版を作ろうとしているのだが、どうにもわからない言葉があったので、現地の日本の方(DVD制作者)に聞いてみたところ、何と一つの動診操法を行う場合「最初に第1分析をやって、次に第2分析を行って、一番きもちいいところで瞬間脱力する」と書いてあった。勿論これは「大間違い」で、第1分析と第2分析を続けて行うことはない。また、第1分析では「楽」をききわけるので「きもちよさ、快」という言葉は出て来ない。また、第2分析では「瞬間脱力」はさせない。
つまり、制作者は「第1分析」と「第2分析」がよく分かっていないのである。
私はこの説明もしなければならない。スペイン語版を作る時に、一言相談してくれればよかったのだが。
日本でも、ライターの方が操体に関する記事を書いて、我々がチェックした場合、殆ど修正することになる。実際操体をされている方々でも「楽と快の違い」「第1分析と第2分析の違い」「動診(診断)と操法(治療)の区別」がついていないな、と思う事があるので、当然と言えば当然か。
さて、スペインに行く前に先日読んだ「はじめに言葉ありき・・」(島地勝彦著)を思い出した。確か砂漠を黒人兵士団が歩いていて、遭難しかけた。そこに神様が現れて、死にかけている黒人に「願いを3つ叶えてやろう」という。黒人は「水が飲みたい」「白くなりたい」「毎日女のアソコを見たい」と言ったそうである。そして黒人が気がつくと、パリのホテルのトイレのビデになっていた、という笑い話である(すんません)。
そして思い出したのがスペインのビデである。私の記憶にあるのは、アメリカのホテルのビデとかオーストラリアのホテルのビデくらいだが、どれもウォシュレットのように、下から噴水の如く水が噴き出す。
会社員時代、会社のトイレにウォシュレットがついた。その時、会社の経理部長だったおっさん(本当にヘンなおじさんだった)が、真面目な顔をして「男がビデを使ったらどうなるのかね」と聞いてきたことがある。試してみりゃいいじゃん、と思ったがあまりお下品な答えをするといけないので「さあ」とごまかした。
スペインのビデはアメリカのとも、オーストラリアのとも違っていた。とにかく大きいのである。通常のトイレット・ボウル(便器)と違うのは、丸くはなく、四角いということ、さらに水は噴水の如く出るのではなく、水平(横から)出るようになっている。それもちょろちょろとした噴水ではなく、大量の水がどばっと出るのである。
昨年参加メンバーは、泊まったホテルでそれぞれ考えたらしい。ビデらしいが、これはどうやって使うのか。まあ、ビデは女性が使うものということになっているので、男性はそんなに気にしなくてもいいのだが、あれだけ大きいと気になるらしい。
あの方向から水が出るとしたら、どうやって局部洗浄をするのかもナゾである。
バルセロナのホテルのビデも同じだった。スペインの人々はどうやって使っているのだろう。
帰国してからネットで調べたところ、スペインのビデは、言うなれば水をためてお尻をドボンと浸けるらしい。そして、男性で間違ってビデで小用を足してしまう人がいるので、気になる人は使わないほうがいいと(汗)。
他者がお尻をあらったところでお尻を洗うというわけだ。しかしビデはお尻を洗うためのものなのだろうか(汗)
イスタンブールのホテルでは、「トイレが詰まるので、トイレットペーパーはゴミ箱に捨てて下さい」と書いてあった。同行したメンバーに言ったところ、ペーパーをゴミ箱に捨てるなんて!と驚いていた。トルコのトイレの話は以前書いたかもしれないが、水洗の場合、トイレ内に置いてある大きなメジャーカップのような容器に水を汲み、それで流す。ブラシもちゃんとついていて掃除できるようになっているのである。