操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体ベーシック講習2開講

実技もやってみたい、という皆様の要望にお応えして、操体ベーシック講習2を開講致します。

ベーシック講習では、操体の基礎、セルフケア、からだの使い方、動かし方、生活への活かし方を指導していますが、ベーシック講習2では、実際の実技を指導いたします。

私は普段の臨床では、第2分析、第3分析または第4分析を用いています。何故第1分析を使わないかと言うと、効果が違うからです。しかし、第2分析、第3分析を取得するには、ある程度の時間がかかります。この講習では、第2分析、第3分析は指導しません。

かといって、第1分析を否定しているわけではありません。第1分析も、進化(深化)しており、からだにやさしいものになっています。昨年、今年マドリッドでSotai Forum Madridで実技指導をしてきましたが、感じたのは、「第2分析を指導する前に、作法にのっとった第1分析の動診と操法を指導しなければ」ということでした。

第2分析以上を習いたいのであれば、操体法東京研究会定例講習にご参加下さい。こちらは第2分析から学べますし、私もサブ講師として参加しています。なお、こちらでは第1分析の指導はなく、第2分析から学びます。

操体の本は出ていますが、どこに手をかけるか、言葉の誘導はどうするのか、ちからの入れ具合は?などということが全く書かれておらず、操者のポジションや重心移動についても同様です。

また、私自身、長年プロの指導をメインにしていましたが、専門家でなくとも、家族にやってあげたいというリクエストもあり、家庭で、あるいは実際の臨床でも応用できる、進化した第1分析を指導しようと思い立ちました。

1999年発行のわたくしの処女作。結構昔に書いたので、訂正修正がたくさんあります。この本を参考にして下さってもいいのですが、まずは「自著を斬る!」(ふわくにゃ、の修正)をどうぞ。