操体法大辞典

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空腹が人を健康にする

「空腹」が人を健康にする

「空腹」が人を健康にする


数ヶ月前に
50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)

50歳を超えても30代に見える生き方 「人生100年計画」の行程表 (講談社プラスアルファ新書)


「50歳を超えても30代に見える生き方」を読んだ。南雲先生のメタボ時代?の写真が載っていた。勿論今とは全くの別人である。

今年の1月、健康運動指導士の基礎講習に参加してきた。
講師には(スポーツプログラマーの講習の時もお世話になりました)筑波大大学院の田中喜代次教授がいらっしゃっていた。田中先生は「生活習慣病予防のための減量介入研究」などの研究をしておられる。基本的に減量は、運動量を増やす(出ていくカロリーを増やす)か、摂取カロリーを減らす(入るカロリーを減らす)ことなのだが、両方をうまくこなすのが減量のコツかもしれない。

私自身はもう少し太りたい。こう言うと「お腹の贅肉をあげたい」と言われたりするが、贅肉はいらない気がする(笑)。

それはさておき、南雲先生曰く

私たちの体は、ちょっと食べるだけで太るようにできているのです。そうでなければ、私たちの祖先は飢餓との闘いの歴史を生き残ってこられなかったでしょう。ですから、少しの量の食事でも太ってしまう体質は、人類の進化の結果なのです。

人間には、食事を効果的に脂肪に変えて温存する「飢餓遺伝子」(倹約遺伝子ともいう)が備わっているらしい。

もう一つの遺伝子。これが「延命(長寿)遺伝子」、正式名が「サーチュイン遺伝子」というのがある。発見されたきっかけが「私たちの体は、空腹であればあるほど生命力が活性化し、若返るのではないか」という仮説からだったそうである。
また、この遺伝子は空腹状態におかれたとき、人間の体内に存在している50兆の細胞の中にある遺伝子を全てスキャンして、壊れたり傷ついたりしている遺伝子を修復するということが分かったらしい。つまり「若返り」にも効果があるらしい。

南雲先生は「見た目」を大切にしている。

「外見の若さと美しさこそが、健康のバロメーターにほかならないからです」

1日一食をすすめている南雲先生だが、これは痩せている人が太るにも効果があるらしい。
ゴボウ茶でもつくるか(笑)。