操体法大辞典

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モテる男の技術

モテる男の技術

モテる男の技術


アダム徳永先生と聞くと、イロモノ扱いするヒトもいるようだが、結局アダム先生が説いているのは「愛」なのである。

相思相愛こそが、モテの本質なのです。

第1章 モテたければ、モテる生き方をしよう

  1. モテる男とは一体どんな男?
  2. モテたい願望さえあれば、あなたは合格
  3. 顔の良し悪しは全く問題ではない
  4. あなたが持つ豊かな感性を引きだそう
  5. セクシーなオーラは誰でも出せる
  6. マメな男には努力でなれる
  7. 女性を尊敬する心構えが、好かれる男にする
  8. 簡単に付き合える女性を選ばない
  9. 人のよろこぶことを実践してみよう

なるほど、これは男女共通ではないか。男性に関しては確かに「顔の良し悪しは関係ない」と思う。ミック・ジャガーとか、スティーブン・タイラーはどちらも唇が特徴的だが、外国の方に言わせると、あれはセクシーないいオトコの部類に入るんだそうである。実を言うと私は得結構ゴリラ顔とか好きかもしれない(笑)。若い頃はアイドルやイケメンに熱をあげるのは当然だが、オトナになってくると、やはり中味がモノを言う。

アダム先生からは「初デートはやはり映画」というアドバイスが書かれていた。
「彼女が見たいという映画優先」。暗くなったら手を握っちゃえ(笑)とか「イヤ」と言われたら「あ、間違えちゃった」とごまかせとか(笑)具体的事例が載っている。彼女がロマコメを見たいのに、戦争映画やカンフー映画を強要するとか(笑)そういうのはやはりよくない。相手の好みをリサーチするのも重要なのだ。
また、一緒に映画を観に行って(特に自分が見たい映画だった場合)その映画をめちゃくちゃにけなされたことがある。
ナインハーフ」と、プレミアム試写会が当たった(ナマでトムクルを見た)「ヴァニラ・スカイ」だ。どちらもエロティック・サスペンスだが、「理解できない」「気持ち悪くなった」とか言われると『お子ちゃまだ・・・』と思うしかないではないか。

「男の価値を下げる自慢話は決してしない」

このエピソードは重要である。
アダム先生のスクールに通っている20代の男性がいた。彼女いない歴2年ということなので、アダム先生はパーティに招待した。ところが、後で聞いたところ。彼は女性たちに対して「オレ、アダムスクールに通ってるから、テクニックばっちりなんだよ」と、下ネタ混じりで話し、「だから、どう、オレと今夜?」的なニュアンス満載だったそうなのである。勿論、そんな下品な男の誘いに乗る女性がいるわけがない。アダム先生は彼の先生として、怒りを越えて情けなくなったそうだ。アダム先生曰く、

彼は結局、本質的な部分で女性をバカにしているのです。女性を性欲の対象にとしか見ていない男性が、女性から好意をもたれるはずがありません。
自分をアピールするよりも100倍効果的なのは、心から相手の女性に好意を持ち、その女性を心から尊敬することです。そのピュアな気持ちは絶対に、態度や表情に表れます。それだけで好印象をもってもらえるのです。
エッ、本当にそれだけで?と思われるかもしれませんが、自信をもってイエスと答えましょう。
愛するとは、相手を理解し、相手を受け入れ、相手を尊重し、相手を喜ばせる努力をすることです。これが愛の行為です。

ちょっと前、ある男性が、アダム先生のテクニックをDVDで学び、それを実践している、そして、アダム先生の本の通り、複数との女性との30分にも及ぶ前戯を実践しており、セックスを楽しんでいると書いてあった(私はそれを読んでチェックする役目だったのだ)。アダム先生のように、女性を愛することが一番大切なのではなく『自分が楽しんでいる』というニュアンスである。それにも関わらず、本人は早く結婚したいと言っていた。

他の何名かの男性の反応は非常に不思議で「大したことないじゃん」と、気軽に言う人が多かった。しかし、私が真面目になって、こんなことを公表したら、どんなコトになるのか、この書きようでは、お金を払って「楽しんでいる」ということがわかることを繰り返し述べたところ、男性諸氏もコトの重大さがわかってきたらしい。その他にも公表したら社会的な問題が起こることは間違いなかった。

要するに彼は『彼は結局、本質的な部分で女性をバカにしているのです。女性を性欲の対象にとしか見ていない男性が、女性から好意をもたれるはずがありません』ということなのだ。
私は先の件で本当に不愉快な思いをしたのだが、こういうことだったんだ、と改めて気づいたのである。

あと何点か。
女性の話は「聞いていればいい」のである。嫌いな相手には基本的に話をしないのだから、ただ聞いていればいいのだ。そして、女性の話に対し「結局、キミが言いたいのはこういうこと?」と、勝手にまとめてはいけない(笑)。
「結局、何が言いたいんだ?」と思ったり、口に出してはいけない(笑)。とにかく喋らせておけばいいのだ。
男性でもおしゃべり(最近はwikipedia君みたいなのも多い)は多いが、女性と初めて話を交わす時は、聞く側に回るのが得策だと思う。
女性は脳がマルチタスクをこなすので、おしゃべりしながら周囲に注意をはらうことができる(例えば子供の面倒を見ながら、更にテレビを見ながら)。男性の脳はマルチタスク的ではないので、喋っているとそれに夢中になって、人が呼ぼうが声をかけようが聞こえなくなることがあるが、これは余りカッコよくはない。あ、お喋り君は結果的には人の話をよく聞かないのか(笑)。お喋りでも丁々発止でテンポよく会話ができればいいわけだ。

まあ、何にも喋らないというのも考えものだ。
「自分は、不器用ですから」と言うのを許すのは(笑)高倉健さんだけである。

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「モテなくていい」という開き直りや、白いブリーフに家では万年スエットでは良くない。

ちなみに、オットに、白ブリーフをはかせるというツマの話を聞いた。何でも浮気防止なんだそうである。まあ、確かにズボンを脱いだら白ブリーフだったらドン引きするだろうな(笑)