操体法大辞典

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脱会議 今日からできる!仕事革命

脱会議 今日からできる! 仕事革命

脱会議 今日からできる! 仕事革命


実は日経ビジネスオンラインに同名のコラムが連載中から読んでいた。最近会議に出ることが多いし、会社員の知人に聞いたりすると、本当に会議が多いらしい。私も会議のアレンジをする仕事をしていたし、会社勤めの経験があるのでよく分かる。
某通信会社に1年ほど派遣で行っていたことがあるが、会議のための資料づくりばかりしていた。当時はプロジェクタでPowerPointを発表するのではなく、配布資料をPPTで作っており、かちょー達は「如何にしてキレイな会議資料を作るか」ということに業務時間の半数以上をかけ、会議をするのである。
また、本書で紹介している「テレビ会議」も経験があるが、あれもどうかなと。今だったら、Skypeでも使って、時間を決めて短時間で済ませればいいのではないか。
色々な会議がある。何かを決める会議、年中行事の会議、営業会議、報告会議など、とにかく会議は多い。10数年前の「就職氷河期」で、新卒の採用を控えたため、今は30代が少なく、若手と年配者という構造になっているようだ

「脱会議」で、会議の数、人数を二分の一にすると・・
部下からの報連相が増え、部署の状況が把握しやすくなる
指示待ち人間が減って組織が活性化し、業績も上向く
本来やるべき仕事に時間が割けるので、顧客満足度も上がる
勤務時間が短くなり、家族と過ごす時間を増やせる

また、アジェンダと時間がしっかり決まっている会議ならいいのだが、ダラダラ雑談をしているとか、出なくていい人間が出席し、その人の仕事の時間を盗んでいる会議もある。
著者の横山氏は「会議中毒」の会社員時代を送り、「会議うつ」になったのだそうだ。それが「脱会議」というアイディアにつながった。

会議スペースをなくす、立って会議をするなど「脱会議」のやり方は色々ありそうだ。「会議」という名前を使って、人様の大事な時間を盗んではいけないのである。

なお、表紙は力強い武田双雲氏によるもの。
この本をデスクに置いておけば目に付く、脱会議へうまく持って行けるようにということらしい。