操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体の講習。ベーシック講習。

私の講習は、基本的に個人レッスンだ。場合によっては、アシスタントをつけることもある。

グループレッスンにもそれなりのメリットがあるが、何と言っても、習得スピードの速さではないかと思う。

中谷昭宏氏は、10倍のスピード、と、書いている。

考えてみると、英会話学校に行った時、確かにマンツーマンの個人レッスンは高いが、習得時間は早かった記憶がある。

私がやっている、ベーシック講習は、名前の通り、操体の基本とセルフケアの講習だ。私もそうだったが、からだの使い方、動かし方なんていうのは、知らないものだ。ところが、ほんの少し、からだの使い方に気を配るだけで、姿勢は良くなるし、疲れにくくなり、作業効率が上がり、フォームが美しくなる。

これを知っているか知らないかで、人生変わってくるのだ。

また、般若「身」経と呼ばれる、操体の基本運動は、自分でできる診断法であり、治療法、健康法でもある。

これは、二時間か三時間で伝授できる。

一般の方は、生活に活かせばいい。腰痛、腱鞘炎、膝の痛み、姿勢などにはすぐ応用できる。パソコンによる様々な症状に対しても同じだ。

般若身経については、これを覚えて以来、偏頭痛がなくなった、という人もいる。

また、臨床家の中には、楽と快の違いが曖昧で、困っている方もいる。本を読んでもわからない、という方もいる。それにも対応している。

セルフケアといえば、膝の左右傾倒(膝倒し)や、足関節の背屈を思い浮かべるかもしれないが、あれを介助者なしで、一人でやるには、コツがあるのだ。勿論橋本先生の本には書いていない。コツがわかれば、「あ、きもちいいってこういうことか」と、府に落ちるし、きもちいいので三日坊主にはなりにくい。

そして、きもちよさ、を体感するごとに、原始感覚(快か不快かききわける力)、直感力が磨かれて行く。

操体には流行りすたりがない。40年以上、静かに、しかし進化しながら続いている。40年前の人間のからだと、今の人間のからだは、疲れ具合から生活様式が違ってきているので、当然進化が伴うのである。

操体は実践哲学。

ウソかホントか試してみろ、と操体の創始者、橋本敬三先生はおっしゃった。

お試し下さい。お待ちしております。