操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体を家族にやってあげたいのですが

操体を家族にやってあげたいのですが、という相談を受けることがある。

橋本敬三先生の「万病を治せる妙療法」をよく読むと「家庭でできるのはクスグリ療法くらいだろう」と書いてある。
 クスグリ療法は確かにできる。
★実は単にコチョコチョくすぐるのではなく、ちゃんとしたやり方があるのだが、
それが知られているかは不明。 

 

橋本敬三先生がこのような書いていらっしゃるということは、多分先生も家庭でできますか、と聞かれたのだろう。

思うに、クスグリとか逃避反応(圧痛硬結点を押すと、「痛い!」と無意識の逃避反応が起こる。これは治る方向に動いている。痛みを与える治療法でも治るのは、この逃避反応を用いている)は、家庭でもできる。

逃避反応→楽な動き→きもちよさ 
この順に難易度があがっていく。 

さて、一般の方が家族に操体をやり、家族や知人の健康維持増進に役立てたい、
というのだったら、私は最初に「足趾の操法ベーシック」をお勧めする。 
赤ちゃんでも、動けない寝たきりの方にもできるし、何よりもきもちがいい。
家族向けなら、これで十分だと思う。


そして、足趾以外に実際に操法をやってあげたい、という場合には、
ベーシック講習2がある。

操体のスタンダードな操法の講習だ。スタンダードと言っても、
操体は進化しているので、よりからだにやさしいものになっている。
 

操体をじっくり学びたい、第二分析や連動、視診触診を学びたいのであれば、
個人レッスンがある。サイトにも書いてあるが、個人レッスンの特長は、
グループレッスンよりも。10倍の速さの習得が可能だ。 

また「足趾の操法集中講座」は「お金がいただけるスキル」である。
私は「足趾」の講習で「私はお金をいただけるスキルを教えています」と言う。 

これだけでも十分臨床は成り立つし、三浦先生も「開業するのだったら、足趾の操法は覚えたほうがいい」といつもおっしゃっている。