操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「センセイの法則」

 

手技療法の世界には「センセイの法則」というものが存在する。

他の手技療法の先生は「○○先生」と呼ぶし、
業界の集まりなどでも「○○先生」と呼び合う。
それは、同じ業界内で、相手に対する尊敬の念の表現でもある。

最初この業界に入った時「ヘンな習慣だなあ」と思ったが、
郷には入れば郷に従えである。すぐ慣れた。

★おそらく、デパ地下のマネキンさんたちが
おばちゃんでも「おねえさん」と呼び合うのと同じなのかも。

東京操体フォーラムの実行委員にせよ、
通常は普通にあるいは愛称で呼ぶが、イベントなどでは
「○○先生」と呼ぶ。
師匠も普通は「ハタケヤマ」か「おい」だが(笑)、
講習やイベントでは「畠山先生」と言う。
つまり、使い分けをしているのである。

そして、わかったのは
「自分が将来『先生』と呼ばれる立場になりたいのだったら、
自分も他の人を『先生』と呼び、謙虚に学ぶことである」という
ことだ。

また、これは教えるほうにせよ

「○○さん、これ教えてよ」と言われるよりも
「○○先生、これ、教えて下さいますか」
と、聞かれたほうが気分もいいし、教えやすいではないか(笑)。

ちなみに、私はみんな先生だと思っている。
そうだ。みんな先生なのだ。