「いくら食べてもいいけれど、出さないのは良くない」とは、師匠の言葉。
「肉体的なケチンボ」と言ったのはある先生。
どちらも「便秘」のことをさしている。
私はどちらかと言えば胃腸が弱めなので、ほとんど体験したことがないのだが、実際悩みを持っている人は結構多い。
整腸剤のテレビCMで、お腹がゆるくて困っているのは男性、その反対で困っているのが女性、というのがある。神経性の下痢などは、社会的環境や、ストレスで男性のほうが多いのかもしれない。
「足趾の操法」をやっていると、クライアントのお腹がぐるぐる鳴ることがある。
面白いことに、操者のお腹も鳴り、更に見学していた受講生のお腹も鳴ったりする。
「実はひどい便秘なんですが、この前(操体を)受けた日、お通じがあってびっくりしました」という話を聞くこともある。
足の指と内臓は密接な関係があるのだ。
私が大学を出て最初に入った会社は、デンマークの会社だった。ダイエタリーリー・ファイバーのタブレットを扱っていた。このお陰で、健康食品業界や、ドラッグストア業界の勉強をすることができた。
ダイエタリー・ファイバーの目的は、ダイエットだったが、もうひとつの目的は、便秘の解消である。
当時の上司には、便秘の場合、まず便秘を解消してから、ダイエタリー・ファイバーを飲んだほうがいい、顧客から相談の電話があったら、そのように答えなさいと言われた。確かに詰まったパイプに色々詰め込んでも通りはよくならないが、一度キレイにしてからならば、通りはよくなる。
余談だが、クレオパトラの時代に始まって、マリリン・モンロー、ダイアナ妃は、美容のために直腸洗浄、いわゆる医療系の浣腸を、やっていた。
直腸洗浄は、「肌が透き通るようになる」美容法として有名だし、エドガー・ケイシー療法では、コロニックスと言う名前で知られている。
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★著者、福田高規氏は、「操体法東京研究会」の卒業生である。