操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

「クスグリ操法」と「猫の腋窩リンパ操法」

 

 

「万病を治せる妙療法」

 

万病を治せる妙療法―操体法 (健康双書ワイド版)

万病を治せる妙療法―操体法 (健康双書ワイド版)

 

 に、赤ちゃんをくすぐるという操法が出てくる。

これ、橋本敬三先生の動画を観るとわかるのだが、脇腹をコチョコチョくすぐるのではなく、浮肋と腸骨稜の間の筋(外腹斜筋とはちょっと違う)のようなところを、垂直に刺激している。
大抵の方は、コチョコチョくすぐるのだと思っているのだが、ちょっと違うのである。
動画では橋本先生が子供の母親に指導してやらせているが、「私がやるともっと動くよ」と、子供の脇腹に触れると、子供は激しく笑い声を上げながら足をぱたぱたさせるのである。
これは、逃避反応というか、もう少し優しい感じだが、無意識の動きを誘発しているのだろう。それによって、ボディの歪みを正し、健康の度合いをアップしているのだ。

同門に子供が生まれて間もない人がいるので、やり方を伝え、記録にとっておけば?と伝えておいた。乳児に「クスグリ」を試せる期間などそんなにあるものではない。

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と、それでまた猫で申し訳ないのだが、私の黒猫は19歳まで長生きした。個人的には、小さい頃から「井本整体」の「リンパ体操」の真似をして、猫の腋窩リンパを軽く刺激するということをやっていたので、長生きしたのではないかと思っている。

さて、甘栗小十郎は暴れん坊だが、何故か私が長座位をとり、小十郎のアタマを私の恥骨のあたりに乗せ(自分で写真が撮れないのでもどかしい)、前腕の下に腕をつっこみ、小十郎の脇の下を伸ばしたり前腕を振ったりさせると、気持ちよさそうにしておとなしくしているのである。

猫とご一緒の方は、是非試していただきたい。