第三日曜の午前中は、
足趾の操法®アドバイザー、
操体法東京研究会定例講習受講生中心に、
プラスアルファの講義として、視診触診講座を
やっています。
みんな本当に勉強熱心です。
視診触診というのは
職人芸にも通じますから。
今日は新参加メンバーがいたので、
最初に操体の触診のスタンダード、
「膝窩ひかがみ」をやりました。
何度も言っていますが、
膝窩ひかがみの触診は、
操体臨床家にとって必須項目です。
なぜなら、操体の臨床は、
診断分析が大事だから。
診断分析を行わずして
いきなり操法というのは、
あり得ません。
いきなり操法にはいるというのは
臨床ではなく、リラクゼーションか
慰安です。
この区別は、
クライアントやお客様にとっては
あまり必要ではない情報かもしれませんが
我々にとっては重要なことなのです。
そして、ひかがみの触診で
その方の操体のスキルが分かるといっても
過言ではありません。
ちなみに、この視診触診講座では
「第一分析」もやります。
というのは、操体の歴史を学ぶ上では必要ですし、
実は古典的な第一分析というのは
一番テクニックを必要とするのです。
つまり、職人芸なのです。
「簡単にできる」
と思っている人も多いようですが、
大間違いです。
第一分析で結果を出すのは
割とハードルが高いのです。
私は「限りなく第二分析に近い第一分析」をやることも
あります。
第一分析でも上手く行けば、第二分析に切り替えることが
できるのです。
そういうことを踏まえて
講義を進めているのでした。