年末にドラマで「赤めだか」をやっていました。
そのせいか、私が2013年と、その前に書いたブログも
検索にヒットしたようです。
(年明け4日でPV200 ってそのせい?)
なんと、談志師匠をビートたけしさん(さんづけしちゃう)、
談春師匠を二ノ宮君がやるとな。
他のキャストもなかなか。
ちなみに、私はこの番組を観た後、
風邪を引いたので、お正月は密林プライムビデオを
観ていたのですが、偶然にも、志らく役の濱田岳が
「鴨川ホルモー」と「偉大なるしゅららぼん」
(どちらも原作は万城目学)に出ていてびっくりしました。
そして、原作の中に、私が一番グッとくる台詞があります。
師匠が後輩に目をかけるので、その後輩(志らくさんです)に
嫉妬が芽生える時のこと。
以下は談志師匠の台詞です
お前に嫉妬とは何かを教えてやる。
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、
自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。
芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。
だがそんなことで状況は何も変わらない。
よく覚えとけ。
現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで
仕方ない。 現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりやいいんだ。
その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う。
嫉妬するのは簡単ですし、
世の中のいやがらせや犯罪などの原因は
嫉妬にあると言ってもいいかもしれません。
かといって、それに対して文句を言うだけではなく、
現状分析をして対処法を考えて実行せよというのが
談志師匠の哲学なのです。
私は勿論この台詞をたのしみ?にしていたのですが、
たけしさんの台詞には結構シビれました。
番組を観た私の知り合いが、
「ドラマの中で、一瞬たけしが談志に見えた」と言っていましたが
確かにそんな感じでした。
そして、島地勝彦ですが、サロン・ド・シマジに行って
一杯お願いすると、オリジナルの「名言コースター」が出てきます。
「嫉妬するより、嫉妬される人間になれ」
というものがあります。
毎度言っていることだが、嫉妬する人間よりもされる人間の方が百倍上等だ。
子供の頃に俺は母親から「勝彦、嫉妬する人間でなく嫉妬される人間になりなさい」と言われて育った。
この言葉は、会社員時代に男たちの陰湿な嫉妬の矢面に立たされた俺にとって、救いであり宝物だったと言えるね。
そして「師匠がいるっていうのは
(存命、鬼籍に入っているにかかわらず)
いいことだな」と思うのでした。