東京操体フォーラム藝術部活動報告です。

くまのパディントン―パディントンの本〈1〉 (福音館文庫 物語)
- 作者: マイケルボンド,ペギーフォートナム,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2002/06/20
- メディア: 文庫
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私がはじめてパディントンの本を読んだのは
小学校1年生か2年生の頃だった。
この「ドジでかわいいクマ」のお陰で
私は「イギリスのロンドンの家庭とは」ということを
学んだのであった。
私が小学三年生からQueenを聞いていたり、
「長くつしたのピッピ」や「ドリトル先生」「ヘンリー君」
「カロリーヌ」などの翻訳少年少女小説にはまったり、後にロックと英語好きになったのは、多分パディントンのお陰である。
そして、昨日ついに
実写版の「パディントン」を観てしまった。
★映画館のパディントングッズ売り場。あぶないあぶない(笑)
最初「実写??」と思ったのだが、CGのすごさと、美しさに驚いた。
原作では、クマが密航してロンドンにやってくるところから始まった気がするが、映画では「暗黒の地ペルー」(これは原作の翻訳どおり)から始まる。
原作では「リマの老クマホーム」にいるのみで、実際には登場しない「ルーシーおばさん」も出てくるし、ルーシーおばさんのダンナ様(これも原作には登場したかどうか忘れた)も登場。ペルーのジャングルで地震が起こり。。
確か原作では、ブラウン氏は銀行員だった気がする(記憶違いだったらすいません)が、今回は「リスク管理」のエキスパート。ブラウン夫人は今回は「挿絵画家」。ジュディとジョナサンも現代風。
ジュディの"embarrassing"という台詞が「キモイ」と訳されていた。
そして家政婦のバードさんは、映画では「同居している親戚のおばさん」になっていた。流石最近は家政婦さんはいないのだろう。
ポートベロ通りの骨董屋のグルーバーさん(パディントンは毎日菓子パンを買ってグルーバーさんとお茶をする)も、隣に住んでいる「クマ公!」とシャウトするカリーさんも登場する。
そして、映画に登場する悪役の金髪美女、ニコール・キッドマンなのだ。
剥製マニアの彼女は、ペルーの珍種であるパディントンを剥製にしようと狙う。
今回は彼女の「ヘビ皮のボディスーツに身を包んだアクション」も観ることが
できる。
途中で「MI」のテーマがが流れるとか、ブラウン氏が女装するとか、
色々愉しいオマケが入るが、
「一生懸命やってるんだけど、何故かドジるクマ(しかし愛される)」というのが
パディントンである。
風呂の水で家を水浸しにしたり、
壁紙を貼り替えて、ノリでべたべたになってドアの上にも壁紙を貼って、
出られなくなるとか、ペンキ塗りをしてベタベタになるとか(どうやら、パディントンは液体とか液状のものでトラブルを起こすらしい。。)
例えば主人公がドジを踏むのは「ちびまる子ちゃん」も「カツオ」も同じだが、
彼らは「策略家」であり、何か企んでコトを起こす。
★パディントンで言えば、「カリーさん」がこのポジションであろう。
パディントンは紳士で丁寧で親切なのだが、何故かドジる。
それがかわいいのである。