さて、仙台の慈眼寺にいらっしゃる、塩沼亮潤大阿闍梨の本の一冊です。
「1日48kmの険しい山道を千日間歩き続ける『千日回峰行』」と、「9日間の断食・断水・不眠・不臥の中、20万編の真言を唱え続ける『四無行』」を行った存命する唯一の存在で、1300年の歴史において二人目なのだそうです。
以前にもご紹介しましたが、千日回峰行の後は、九日間不眠不食断水という生死をかけた行もなさいました。こういう方が「世を救う」のではないかと思います。そんなに厳しい修業を積んでおられるのに、まるで「明るい小僧さん」のようです。
そしてこれはTED TOHOKUに出演なさった時の映像です。
コメント欄にもありますが、声がきれいな方です。私は動画をみていて
何故かうるうるしてしまいました(へへ)
3 Mindsets that Connect the World | Ryojun Shionuma | TEDxTohoku
京都に「阿闍梨餅」というのがあることをご存知でしょうか。
あれ、美味しいんですよね。たまにタカシマヤの地下の和菓子売り場に入ってたりすると勿論買います。
そして、仙台には、阿闍梨餅そっくりな(阿闍梨餅はこしあん)「千日餅」というお菓子があります。仙台では有名な「喜久水」(橋本敬三先生愛用のお茶屋、井ヶ田の系列店)のものです。
気がつかなかったのですが、「千日餅おいし~い」
千日?千日回峰?阿闍梨?阿闍梨餅??
塩沼大阿闍梨??と、連想が働き、調べてみたところ、
「秋保に千日回峰を満行された大阿闍梨がいらっしゃいます」とあるではないですか。
仙台の「千日餅」は、塩沼大阿闍梨からきているんですね。
京都の「阿闍梨餅」はこしあんですが、「千日餅」は、仙台らしいずんだとつぶあんです。
ご縁のある仙台に、こんなに素晴らしい方がいらっしゃるとは、宮城県人の血を引くものとしては嬉しくなります。