何が違うかというと「月」がメインなのである。
そして、宿曜占星術は、空海樣が中国から持ち帰った、印度の占星術が、日本で独自の占星術となって完成していったのだ。
昔は「陰陽師」ならぬ「宿曜師」も「いたそうで、宿曜があまりに当たるため、門外不出となっていたという話もある。
ある易の研究者は「相性を観るのなら、宿曜が一番」と言っていたが、それはよくわかる。
「腐れ縁」というか、別れたいのにずるずると、とか、敢えて結婚という形にとらわれれていなカップルなどは驚くほど当たる。
また、私は自分の「星」を観て、あるいは親しい人の「星」を観て、爆笑した経験がある。何故爆笑したかというと、あまりに的中していたからだ。
あなたも是非、親しい人の「宿」を調べてみるといい。
自分に対しての項目を読むと、結構「ぐさっ」と来ることが「ずばっ」と書かれている。しかし、これは「いましめ」なのである。これはハラを立てずに、いましめとして読むといい。
密教宿曜占星術: 36種の星獣が、あなたの運を拓く (エルブックス・シリーズ)
- 作者: 羽田守快
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2015/02/25
- メディア: 単行本
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さて、この本は先日買った「天部信仰」「不動明王から力をもらえる本」などの著者、羽田守快(はだ しゅかい)師の本である。羽田師は天台門宗の寺の住職でもあるそうだ。
先の二冊もなかなか興味深く、じっくり読んでいる最中である(紙の本)。こちらは電子本で購入し、主に移動中や寝床本として読んでいる。
そしてこの本は、この手?の本には強い「学研」から出ている。
学研と言えば「ムー」を思い出すアナタは立派なマニアだ(笑)。
この本は、密教宿曜占星術の入門書であるが、先にも書いたように、原点は印度にあれど、日本産の密教占星術である。
勿論、それぞれの宿について詳しく説明があるが、相性の吉凶と吉日の選び方なども詳しい。
そして通常の宿曜の本は、それぞれの宿の性質の説明と、相性などで終わっていることが多いが、この本には「開運法」も詳しく説明されている。
具体的な瞑想法や、本格的な祈祷法が、相当詳しいのである。むしろ、祈祷法にページを割いているのには感心した次第。