操体法大辞典

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神代文字で治療師になる@読書日記

 「ムカツク」という言葉は太古の昔からあったようです。。。

 片野さんは何冊かヒカルランドさんから「神代文字」シリーズで出版なさっていますが、これは三冊目になります。

前作で「ヘナでからだに文字を書く」というのを読み、面白いなと。

 

そもそも、何故私が「神代文字」に興味を持ったかというと、橋本敬三先生も、ホツマやカタカムナに興味を持たれており、昭和30年代、「「医家藝術」という冊子に、「神代文字」「続・神代文字」という原稿を寄稿なさっていたりするからです。

月イチで仙台で開催されていた勉強会にも出席なさっていたそうで、資料の入った風呂敷包みを運んだよ、と三浦寛先生がおっしゃっていました。

 

今回「へえ」と思ったのは「ひかがみ」という言葉がでてくるところです。

操体では「ひかがみ」というのは、膝窩を指す、いわば専門用語ですが、本来これは、古典的な言葉のようです。ひかがみというのは、弓道などでも使われるとか。

 

「ひか」は太陽の光のエネルギー

「が」は我

「み」は肉体

 

我(私)の肉体に、太陽の素粒子が入ってくる場所と解釈しました、とあります。

 

また、鍼灸をやる方はご存知であり、橋本敬三先生の著書にも登場する「チリケ」も出てきます。これは胸椎3番の棘突起のすぐそばにあるツボです。

「血」が「変化」して「良く」なるツボで、元気がない赤ちゃんに据えたりするそうです。

 

丁度東京操体フォーラム実行委員の勉強会で、半蔵さんから「お灸が何故効くか」という話を聞いていたのですが、お灸で熱を加えることによって、免疫力を高めているのだそうです。

 

もう一つ興味深かったのは、文字を視覚でとらえる気功です。

文字を画像として、視覚にとらえる(あるいは思い浮かべる)のです。

これは「形に集まるエネルギー」なのだそうです。単に文言を唱えるよりも、ホツマ文字を浮かべながら声を出すと筋肉がゆるんだりするのだそうです。

 

そして、これは知らなかった!というの「ムカツク」の語源。

ホツマツタエによると、

天照大神(ホツマでは男性の神様なんですね)は12人の后を迎えるとき、大山祇(おおやまつみ)の娘である、才女の誉れ高きセオリツヒメホノコさんと面会するときだけ、心から喜んで、自ら壇上から降りて出迎えてしまったのだそうです。

そのため、セオリツヒメホノコさんは、他の11人の女性から嫉妬を受け、アマサガルムカツヒメの別名がついたと言います。「ムカツク」はこの頃らあったようです。

 

別名がついたというか、他の女性から「なにあの女、ムカつく~」みたいな感じで「アマサガルムカツヒメ」のあだ名をつけられたのかも。

ニュアンス的にはアマサガルは、アマテラスの反対語のようですから、余程嫉妬されたのでしょう。

 

そして、片野氏は「皮膚の重要性」に気づいています。皮膚に文字を書くと、筋肉の痛みが瞬時に消え、不調が解消するのだそうです。

 

 以下はこの本の前に出版されている二冊です。

 

 

 

 

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そしてこれは、私がヘナタトゥーを試してみようとして通販で買ったヘナです。

これでホツマ文字を書いてみようと思っています。