操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体の用語を統一する、という話

昨日の「第33回全国操体バランス運動研究会」を振り返って。

 

今日は午後から「塾SOTAI」。

 

昨日の全国大会を振り返る。

橋本敬三先生が本の中で使っていた用語を使おう」という話であった。

 

これは、多分、私達が「第一分析」とか、新しい言葉を使っていることに対する、一種の突っ込みかもしれない。

 

といっても、発表なさった北田先生は「ひとり操体」という言葉を使っていらっしゃった。橋本敬三先生は、「ひとり操体」「ふたり操体」という言葉は使っていらっしゃならかった。

 

また、橋本敬三先生は、本の中で「カエル操法」という言葉も使っていない。

操体療法」という言葉も同様である。

 

そして、鹿島田先生は最近「ひざ操体法」という言葉を使っていらっしゃる。
「ひざ操体法」という言葉も、勿論橋本先生の著書には出て来ない。

 

そして、「きもちよさ」だが、

「どちらがきもちいいか」というように、きもちよさの比較対照はしていない。

★「きもちよさを探す」というのは、動いてみて、快かどうか確認するということで、
色々動いてみてキモチヨサを探すということではないと思う。

 

つまり「橋本敬三先生の書籍に出てくる言葉のみを使う」というシンポジウムでお話なさった先生が「出て来ない言葉」を使われているわけだ。

 

我々(操体法東京研究会)だけではないのだ。

 

これは、おかしいことではない。

 

また、関西では「側屈」を「わき伸ばし」と言っているし「般若身経」ではなく「基本動作」と言っているところもある。

 

また、操体が「楽な動き」から「快適感覚」に変わったのだから、言葉が変わるのは当然ではないだろうかと思う。