そして、操体の現在ですが、「快不快」を越えようとしています。
もっと言えば「こうすれば、こうなる」という、感覚の世界ではなかなか消化しきれない問題も解決しつつあります。
また、動診と操法も絞られてきました。
この変化があったのは、今年の3月のことです。
3月4月5月辺り、我々東京操体フォーラム実行委員は、最初「そんなんアリですか???」という状況でした。息診・息法もすっ飛ばす状態なんですから。
が、進化・変化に追いつけるものが生き残れるもの。
(生物の世界もそうですよね)
我々は無事にシフトチェンジを終えました。
勿論、今まで学んだことは、十分な糧になっています。
操体も、やっと21世紀バージョンに入って来たのかな?という感じです。
これは単に机上の理論ではなく、実際に結果を出しているものでもあります。
それが、ちらっと覗けるのが、11月23日の「2016年秋季東京操体フォーラム」です。
「操体って、楽な方に動かして、瞬間脱力させるヤツでしょ」と思っているアナタ(って、このブログの読者にはいないと思いますが)、それはちょっと古すぎます。
恐ろしいことに第二分析でさえ、私達の中では結構過去のものになっていたりします。
それって、歌舞伎って、河原でオンナが男装して踊って芝居して、風俗の乱れから、禁止された(出雲阿国時代の話)ヤツでしょという認識を、21世紀の今でもしているのと、対して変わりありません(大袈裟か)。
歌舞伎だって、スカイツリーで天望歌舞伎をやるくらいですから、操体も、根本的なことは変わりませんが、時代とニーズに合わせて進化していくのです。