明治維新について色々考える。
「廃仏毀釈」について、私達はどれくらい知っているだろうか(というか、どれくらい教育を受けていないのだろうか)。
さてさて、明治11年、日本を旅するために横浜に降り立った、イギリスの女性がいた。
冒険家でナチュラリストのイザベラ・バードである。

イザベラ・バードの日本紀行 (上) (講談社学術文庫 1871)
- 作者: イザベラ・バード,時岡敬子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 文庫
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この、バードの旅行記をコミックにしたのがこれ。
ビームコミックスって、「テルマエ・ロマエ」とか、結構良書が多い。
登場するバード女史(感情豊かで喜怒哀楽が結構激しい?)と、妙に人生経験が豊富な通訳の伊藤鶴吉(死去時には通弁の元勲と言われた)を従えて、蝦夷に向かうという話である。
なお、バードは新島襄と八重夫妻に会ったりもしているらしい。
コミックはまだ一巻しか読んでいないが、西洋人が日本に来て受けたカルチャー・ショックが、わかっちゃいるけど面白すぎる。
また、彼女を支えてくれるヘボンさん(ヘボン式ローマ字の発案者)や、アメリカ公使夫妻など、周囲の人物描写も魅力的だ。
日光東照宮を見て「ケッコー」と叫ぶ(日光に行ったらケッコーと叫ぶ)のは面白い。
また、当時日本に来ていた西洋人が、日本人を「猿」と蔑んでいたことなども書かれているが、確かにあったのだろうと思う。
続編が愉しみだ。