私達が名刺を出したり、何をやってるかお話すると
殆どの確率で、
「操体?整体じゃないんですか」と、聞かれます。
私の講習の受講生で「操体、っていってもわからないから、「整体」で、広告を出せば」と、言われた人もいます。
「操体は、いいところを動かす。整体は、悪いところを動かす」と言ってもいいのですが、「整体は、他力的」「操体は自力的」、あるいは「整体はセンセイ主導、操体はからだが主導」と言ってもいいでしょう。
とにかく「人様のからだに触れる」というのは同じですが、操体と整体は全く違うのです。
まあ、受けてみればわかります。
また、もう一つ。何度も出していますが、消費者庁のニュースリリースにもあるように、カイロ、整体、リラクゼーションサロンでは、事故が起きています。
私は、操体を学んで、またはやってきて25年になりますが、周囲を見ても、事故などは起きていません。
★刺激にならない皮膚への接触や、快感を伴う足趾の操法ですから。
そして、整体は、施術者の数だけセオリーがあります。
(整体、と言う言葉を作ったのは、野口晴哉師だと言われていますが、現在の「整体」は、国家資格を持っていない人が、骨格矯正をやる場合の総称になっており、野口師の系列は「野口整体」と言っています。現在出回っている「整体」は、野口先生の整体ではないのです)
現在市中に出回っている整体≠野口整体 と思って下さい。
★昭和の時代は、整体協会(野口整体系)から、橋本敬三先生に、難症の患者さんを紹介とかしていたようです。
また、整体は「○○にはどこそこを治療」というのが整体(野口整体もそんな感じ)ですが、
★本などを売る場合には、商業出版ですから「腰に効く」とか書かざるを得ない場合も、勿論あります。
しかし、基本的には、ありません。
「操体は、どれ(どの操法)をやったらいいかわからない」と言われますが、それを勉強するのが、操体の勉強です。
診断・分析の勉強です。
我々は、橋本敬三医師の、哲学や生命観を学びます。
この辺りはあとで一覧表にしたいと思います。
★講習中の三浦寛師匠。
また、整体院をやっていて、操体を習い、その後、屋号から「整体」を外す人も数多くいます。何故かというと、整体と操体の違いがわかると「整体」と名乗るのがイヤになるから。