4月になってから、やっと少し余裕ができたので、映画鑑賞です。
時代は1960年代半ば、ソビエトとアメリカの冷戦時代の話です。
宇宙科学研究所のようなところで夜間の掃除婦として働く、口がきけない(彼女は孤児で、幼児期に喉を切られて捨てられたらしい)女性と、アマゾンで捕獲され(怪我を治したり若返らせたりする力を持っているので、現地では神様扱いされていたらしい)、運ばれてきた半漁人君の物語。
これは今年のベスト3に入ると思います。
スパイものです。「私は国家の美しい武器」というコピーそのものですが、
策略にあって足を怪我し、バレリーナの道を諦めた主人公が、母の病気のために、心理作戦と肉体を駆使して諜報活動、という話です。
どんでん返しがあるので、結末は言いませんが、黒幕のオジサマが、プー○ン首相に妙に似てます。
そして「アサシン・クリード」にも二人揃って出ていた、ジェレミー・アイアンズと、シャーロット・ランプリングも登場です。
そういえばジェレミーさんは、「ジャスティス・リーグ」でバットマンの執事、アルフレッドもやってましたね。
シャーロット・ランプリングは制服が似合う、スパイ養成学校の校長役です。
もう、こういう役を演じたら最高ですな。
そして、シマジ先生から「是非ご覧になってください」とのことで、早速見てきました。主演はゲイリー・オールドマン。
ゲイリーというと私はやはりデビュー作の「シド アンド ナンシー」が印象に残ってますが、今回は特殊メイクでチャーチルに変身です。
ゲイリーはチャーチルの動作などを細かく研究して再現したそうで、スピーチの場面などはすごい迫力があります。英語の勉強にもなった(気がする)かな。
イギリスがドイツと和平交渉をするか、戦い続けるか(最近やった「ダンケルク」も出てきます。見てないから見なくちゃ)という究極の選択の狭間の時期を描いたもので、原題は”Darkest Hour”です。
なお、パンフレットには島地勝彦先生がエッセイを書いていらっしゃいます。
やっぱり、映画はエネルギーです。
もう少しすると「アベンジャーズ」。
来月は「蚤取り侍」と「ピーターラビット」が待ってます。