後半は触診。ひかがみの触診(これは必ずやる)です。
受講生一人に、操者それぞれの「芸風の違い」を味わってもらいました。
触れ方にも個性があります。
H君は「職人っぽい感じ」でしたが、
私は「失礼」と入って来て「ごめん」と秒殺し、「失礼つかまつった」と出ていく
ような感じと言われました(笑)。
「ノックもせずに、入ってくるような」触診は、「からだ」が情報を見せてくれませんし、「圧痛硬結をぐりぐりしながら探し」ても見せてくれません。
世の中「皮膚へのタッチング」が最近やっとなんとなく話題になってきているようですが、タッチングのテクニックばかりで、「視診触診」は、おろそかにされている気がします。
というのは、自分が思っているよりも、相手のからだは「強すぎる」と悲鳴をあげていることが多々あったりするからです。
また、特に周囲が男性ばかりだったりすると、女性への触れ方が、とっても失礼なことも多々あります。
以前、ある整体師に、「触れ方のマナーとかは習わなかったのか」と聞いてみると「習っていない」「そもそもそんなことが問題になるのか」と言っていました。私が彼にそれを何故聞いたかというと「触れ方、大丈夫?」と思ったからです。
ちなみに「プロならば、ひかがみの圧痛硬結は10秒で当てろ」と、私は習いました。
そのためには、やはり「からだへのアクセス権」を操る必要があります。
午後は定例講習です。