操体法東京研究会では、初学者同士での自主練はやるなと言われます。
それは、わかっていない同士が組んで、憶測で練習すると、法則から外れていたり、とんちんかんなことをやったりするから。
私の古い受講生で鮨屋さんがいましたが、高卒で修行に入ったのだそうですが、早く握りたくて、先輩が握っているのを見て、夜こっそりと練習していたそうです。
さて、いざ握りを習う時、その人は「先輩の握っているのを盗み見」して練習したのですが、何と、シャリを持つ手とネタを持つ手を反対に覚えていて、ものすごく怒られた挙げ句、そのクセを直すのに、ものすごく時間がかかったそうです。
見て盗んでものにできる人は、余程才能があるんです。