タイトルが何ですが、
先日ある人の質問(何故ナントカ操体っていうのが結構あるんですか、という質問)に、三浦先生は
「○○操体とは、創作ラーメンのようなものだよ」と。
確かに最近の創作ラーメンはすごいですよね。
創作ラーメンには、オーナーの「こだわり」が詰まっています。
それが独自性を出しているのです。
「○○操体」というのも、その先生のこだわりが詰まっていると考えると「なるほどね」と納得がいきます。
さて、そうすると、単なる「操体」は一体何なのでしょう。
そんなことを考えながら歩いていたら、ふと「落ちて」きました。
「操体」は、天然自然の法則である。
ということです。「天然自然の応用貢献」が、操体です。
何を難しいこと言ってるの?と言われそうなので、説明しましょう。
生体の歪みを正す の285ページに「第七の天」という話が出て来ます。
この辺りを読んで頂くと、宇宙の成り立ちや、自然法則について相当細かく書かれています。説明するって言って何ですが、操体を実践しているというのであれば、この本は読んでいないとね。
★この本を読まずに「操体をやっている」という人がいたら、私ならば「すぐ読め」と言いますし、視覚に問題があるとかでも無い限り、操体をやっていると言って、これを読んでいなかったら、ニセモノと言ってもいいでしょう。
もの凄いテクニックを発見した(あるいは掘り出した)」と言っても、そのベースには、必ず「天然自然の法則や摂理」があります。
「オレがオレがオレが発見した」と言っても、そのベースには「天然自然の法則」があるのです。
そして天然自然の法則は、先方から勝手に来てはくれません。
学ぶ必要があります。自然だから勉強しなくてもいいんだよ、なんていうことはありません。
逆に言えば「天然自然の法則」の中には、「こだわり」などはありません。
○○ = オーナー、あるいは作者の「こだわり」
操体 = 「天然自然の法則」
「こだわり」は悪い物ではありません。しかし、その人一代で終わりかねません。
(そのためにも後進の指導が大切なのです)。
しかし「操体=天然自然の法則」ですから、普遍的なものなのです。
○○操体 = 創作ラーメン。そのオーナー、発案者の個性やこだわりで面白いものが生まれてくる。しかし、時流の流れに流されやすいこともある。場所的には「操体法」の中に入るか??
操体 = 天然自然法則の応用貢献であるから、ラーメンで言えば「ラーメン自体の歴史、研究をふかめつつ、進化、深化の研究をすすめる)
操体法 = 天然自然法則の応用貢献の中でも、特に「治療」「臨床」の部分を「操体法」と呼んでいる。
蛇足ですが、私は「桂花ラーメン」とか、万世の「排骨麺」とか、六本木の香妃園の「鶏煮込みそば」、下北沢「みん亭」の「いわゆる支那そば」のようないわゆる「スタンダードな名品」が好きです。