操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

操体的「呼吸」の変遷。

月に2回、坐禅会に参加しています。

 

呼吸の話になると「吐く」呼吸は吐けば自然に吸気が入ってくる、と言います。

 

坐禅も元々は、インドのヨガが中国に渡ってきたものです。
中国禅宗の開祖、達磨さんもインドの生まれです。

 

インドはご存知のとおり、空気が熱い。吸い込むと呼吸器を壊す可能性があります。

深呼吸よりも短い鼻呼吸を繰り返すということもあります。

 

なので、インドでは、吐くほうをメインがなったのではないでしょうか。

 

これが今現在、呼吸においても「吐きながら動く」というのがメインになっている原因ではないかと思っています。

 

ヨガが「息を吐きながら動く」とか、昔の操体が「息を吐きながら動く」というのは、ここから来ているのでは、なんて思います。

 

息を吐くと、筋肉が伸びるからと聞いています。

 

ちなみに、骨盤底筋を鍛えるという体操があります。

 

あれ、息を吐きながらやる、と書いてありますが、息を吐きながらって、やりにくいと思うのは私だけでしょうか。

 

 

 

 

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