5月1日からのGWの講習も無事終了し、今日5日の午前中は「足趾の操法集中講座」。
新規メンバーも含めて「まな板」(足趾の操法用語です)をぴったり当てるには、ということを再度復習しました。
これは、一ミリ違っても被験者の感覚は変わってくるのですが、それを外さないための練習です。
また、我々は何故「カエル足」と言わないかと言う話。
「かかと突き出し」と「下肢の押し込み」(連動が同じだと思ったら大間違いです。臨床をやるのならば、この違いくらいは知っておかないと上手くもっていけません)の違いなどを実技を踏まえて紹介しました。
足趾の操法®の類似(指モミとかゆらしとか、名前はどうでもいいんですが)をやっているところは結構ありますが(出所は三浦先生の講習だったりします。例えば、三浦先生の受講生、渡辺栄三先生の受講生の西本直さんの「体ほわっと」は、足趾の操法を元にしています。つまりは、遡ると三浦先生の操体法東京研究会の講習に行き着くということです)。
2019年6月開講 操体法東京研究会定例講習
ちなみに、操体法東京研究会の出身者は
瓜生良介氏(故)、根本良一氏(故)、滝津弥一郎氏(故)、白澤誓三氏(故)、渡辺栄三氏(故)、石井康智氏(早稲田大)、今昭宏氏(仙台)、巻上公一氏(ヴォイス・パフォーマー)、北村 翰男(ふみお)氏(奈良操体の会)、河野智聖氏(武術家)、平直行氏(元総合格闘家)などがいらっしゃいます。
操体を知っている方は、上の方々の名前をみると「あ!」と思うでしょう。
つまり「三浦センセイなんて関係ない」と思っていても、実は三浦センセイに習ったセンセイから操体を(その多くは、第一分析時代です)習ったりしているわけです。
★先輩方、三浦先生の操体臨床は進化しています。今や第五分析。たまにはフォーラムを覗いたりしてみませんか?
掛け値無しに「ぶっ飛ぶ」と思います。
勉強した当時からは、相当変わっています(進化・深化)。
上記の方々(巻上公一氏は、東京操体フォーラムの相談役として今もご縁があります)は、それぞれ独自の操体をなさっています。
昨年から参加しているメンバーは、そろそろ「足趾の操法アドバイザー(落語で言えば、前座から二つ目昇進)」。准指導者のT本君とHM君は夏の「操体マンダラ」の時には、足趾の操法の指導者(真打ち昇進)を考えています。
午後は定例講習です。
今日のテーマは「膝の左右傾倒」。操体の動診の基本中の基本です。
基本なんだけど、意外ときちんとポイントを押さえている人は少ない。
先日も「操体施術+ベーシック講習」でやったら「本で読んだのとは全く違う!」と驚かれました。