2019年8月の半ば、私はコンビニで200円のノートを買い、東大の生協で0.38ミリの細い「ジェットストリーム」(ボールペン)を買い、ペンケースに入っていたマーカーを準備した。
最近よく聞く「バレットジャーナル」をはじめたのである。
バレットというのは「Bullet」弾丸という意味だが、箇条書きの「・」のことを言う。
考案者のライダー・キャロル氏は、自分の頭の中を整理するために、メモの取り方を工夫していった。その結果生まれたのは、出来事を単純化し、箇条書きにして、整理する
ことだった。
ネットで検索すると「デコ・バレットジャーナル」が出てくる。マスキングテープでデコったりキレイに書いたりしているものだ。しかし、本来はノートとペンがあればできるもの。デコったりしなくてもいいんである。
- 複数のコレクションを活用
- 頭の中を目録化
- 記号を使うラビッドロギング
- タスクは移動でよみがえる
- 「振り返り」のチェック効果
「コレクション」とは、一冊のノートの中に「デイリーログ」(いわゆる日記)と、「読書記録」とか、私なら「操体の講習」「易の勉強」などのアイテムが混在すること。普通はノートを分けたりするが、バレットジャーナルでは、分けなくてもいい。
最初のページに「インデックス」を準備するからだ。
インデックスの次は「マンスリーログ」。月間のタスクを書き込んでいく。
毎日の記録は「デイリーログ」で。
「・」「◎」などのように、自分で記号をセッティングして書いて行く。
そしてある目的が達成されたら「・」を「×」にして、終わったことを記録するのだ。
もしも翌日に持ち越すならば「・」は「>」にするし、グーグルカレンダーに入れたらしるしをつける。私はリマインドが必要なので、グーグルカレンダーのアラームを使っている。
これをやってわかったのは、毎日やることがゴマンとあって大変なのだが、何をやって何をやらなかったか可視化できるということ、また、優先順位がつくということ。
一番よかったのは「小さな達成感を味わえること」だ。
人間「小さな達成感」というのは、自己肯定感をアップするのにもよい。
私自身、今までもグーグルカレンダーは愛用していたのだが、今までよりもさらに手書きを併用することによって、やり残しやモレが大幅に減った。
こちらは、Marieのバレットジャーナルの本。バレットジャーナルを実際どのように記しているのか、ノートの中を具体的に紹介している。なお、彼女は「・」ではなく「□」を塗りつぶすのが好きなんだそうで、バレットジャーナルは自由なんだなということがわかる。つまり、デコってもよし、ノートとペンだけでもよし、コレクションをいっぱい作ってもよし(コレクションとは、デイリーログの他に、旅行の準備とか語学勉強の記録とか、イベントの準備などの独立した事柄のこと)というわけだ。
ちなみに私はこのノートの赤いのを使っている。
そして、ついに「ほぼ日手帳」からも出た。
バレットジャーナル準拠?仕様だ。
ほぼ日のカズンのカバーをつければ、今使っているノートとほぼ同じになる。