2019年秋季東京操体フォーラムのテーマは、「『がんばるな』に隠された操体の秘密」です。
「操体って治療法でしょ?何で心の問題を?」と、思われるかもしれません。
勿論、からだと心の関係は、昔から言われてきました。
さて、操体の特徴の一つに「まとめて面倒をみる」というのがあります。
- 食養のプロがいます
- 呼吸法のプロがいます。ヨガの先生とか
- 身体運動のプロがいます。治療家とか武術家とか
- 想念のプロがいます。宗教家とか、心理臨床家とか、カウンセラーとか
これらのプロは、別々にそれぞれのテーマを深く追求しているわけですが、操体では、これらの「息食動想」の四つを「他者に代わってもらえない最小限自己責任生活必須条件」と言っています。
つまり、誰かに呼吸してもらうことはできないし、誰かに代わりに食べてもらうことはできないし、以下同
ということです。息食動想というのは(からだが不自由であるとか幼少であるとか、事情がある場合を除きます)自己責任が伴うのです。
何故、ボディが歪むのか。
操体では、この「息食動想」のバランスが崩れると、ボディに歪みが生じると考えています。
というわけで「息食動想」も、まとめて面倒見ちゃえ!ということになっているのです。
この4つは繋がっているから。繋がっているならば、バラバラにみるよりも、まとめて面倒見たほうがいいではないですか。
さて、厚生労働省は2011年に、それまでの四大疾病(「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」)に、新たに「精神疾患」を加えて五大疾病(厚生労働省が対策に重点的に取り組むべきとして指定しているもの)としました。
操体は「からだを治す」だけではなく、心との関係も考えています。
今回は、心理臨床のプロ、駒居義基先生のセミナーもあります。
操体と心理臨床、そして占いがどうやって交差するのか。
その辺りをダイナミックにご紹介する予定です。
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畠山裕美