操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

本当に「きもちのよさを味わえる」操体法のセルフケアとは。

昨日の第五日曜は、午前中が、東京操体フォーラム実行委員による打合せ、午後は、zoom(オンライン)と実際の出席者による「塾SOTAI」でした。

つい先週、東京操体フォーラムを終えたばかりですが、終えたばかりなのに、三浦先生から、また「すごいの」が出まして、私は「ああ、操体勉強しててよかった」と思いました。

 

 

操体法実践者や、体験者であれば「仰臥位(あおむけ)膝二分の一屈曲位で、膝を左右に倒す」というのは、見たこと、聞いたことがあるかもしれません。

 

さて、私がその昔、操体初心者だったときのことです(当時は、楽な動きと快適感覚の区別がついていなかったし、三浦先生に師事する前の話です)。

 

両膝を左右に倒して、どちらが楽ですか、辛いですか(やりやすいですか、やりにくいですか)と、問いかけます。

(楽か、辛いかの二者択一の第一分析です)

 

楽な方がわかったら、楽な方にゆっくり倒して、操者は被験者の膝を支えます。
そして、数秒後に、被験者は、瞬間急速脱力します。

(操者は、被験者の膝を支えたままです。中には手を離してしまう操者もいますが、それでは被験者も操者も怪我をする可能性があります)

 

これ、一人でやると、操者の支えがないので、面白くないんです。
つまり、操者の支えと、脱力後の支えあっての「運動充実感」なんですね。

 

ある時、某所で操体のセルフケアを習ったという方が見えました。

色々聞いてみると、上記の「膝の左右傾倒」を一人でやる場合は、倒しやすい方の膝側に、クッションをかませて、クッションに向けて脱力操体法実践者や、体験者であれば「仰臥位(あおむけ)膝二分の一屈曲位で、膝を左右に倒す」というのは、見たこと、聞いたことがあるかもしれません。

 

さて、私がその昔、操体初心者だったときのことです(当時は、楽な動きと快適感覚の区別がついていなかったし、三浦先生に師事する前の話

 

両膝を左右に倒して、どちらが楽ですか、辛いですか(やりやすいですか、やりにくいですか)と、問いか

(楽か、辛いかの二者択一の第一分析です)

 

楽な方がわかったら、楽な方にゆっくり倒して、操者は被験者の膝を支

そして、数秒後に、被験者は、瞬間急速脱力します

(操者は、被験者の膝を支えたままです。中には手を離してしまう操者もいますが、それでは被験者も操者も怪我をする可能性があります

 

 

これ、一人でやると、操者の支えがないので、面白くない

つまり、操者の支えと、脱力後の支えあっての「運動充実感」なんですね

 

ある時、某所で操体のセルフケアを習ったという方が見えま

 

色々聞いてみると、上記の「膝の左右傾倒」を一人でやる場合は、倒しやすい方の膝側に、クッションをかませて、クッションに向けて脱力すると習ったんだそうです。

 

たしかに、クッションかますのも手です。

 

一方、クッションだと「充実感」に欠けるんです。

ためしにやってみてください。クッションに向かって瞬間急速脱力。

悪い事はないと思いますが、人の手で支えてもらう安心感や、充実感には欠けるはずです。

 

 しかし、道具を使ったりしなくても「充実感があり、快をききわけ、味わうことができる」やり方は、あります。

 こちらの本は、三浦先生の処女作ですが、後半に、セルフケアの操法が結構載っています。また、

 

 こちらにもセルフケアの操法が載っています。

 

しかし、これらはいずれも20年以上前に公表されたもので、実際にオンタイムで学び実践指導している私達や、三浦先生ご自身にとっても

アップデートが必要になっています。

アップデートが必要だと一番感じているのは、執筆当事者だと思いますが、これらの本をそのまま参考にして、というのは、ちょっと古い。

 

これらの本を参考にして下さっている方々は、大変ありがたいのですが、ちょっと残念です。アップデートしているのです。

 

最近のは、もっとシンプルでなおかつ強力です。

 

そして、この辺りを覚えて頂こうと思っているのですが、一つ条件があります。

 

それは「(私が)きもちよさを探して色々うごいてみる」のではなく「(動診、つまりある動きを試してみて、きもちのよさを(からだにききわける)」ということの区別がついている、ということです。

 

文章に書くとなんだかややこしいかもしれませんが、

きもちいいかどうかというのは、動いて(動診)から、判断することである、動診と操法の区別がちゃんとつくようになってから、ということです。

 

ここを最初にクリアすると、進捗が早いです。

 

今度は、このあたりをセミナーでやろうかと考えています。

 

 

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