操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

東京操体フォーラム実行委員ブログより「無題」

これは、かなりディープな体験でした。

blog.tokyo-sotai.com

 
すごく昔のお話です。
私がある操体の講習に参加していた時の話です(操体法東京研究会以前)。
 
受講生の中に独特の表現をする年配の女性がいました。
 
講習の際、モデルになると、
「あ~ん、う~ん」とかいいながら表現するのです。
 
当時はまだ楽と快の区別が曖昧時代の私でしたが、いや、この操法でそういう反応する??みたいな。
 
例えば仰臥位で起床時に伸びをするような感じのポーズです(くねくねと言ったら良いかもしれません)。
 
猫がくねくねするのはカワイイですが・・・・・・
「あ、あ~ん」とか「う、う~ん」の連続です(想像しなくていいです。あ?想像しましたね??)。
 
はたからみていて、いわゆる「あえぎ声」(すいません)を発しているようにも聞こえ、ちょっと赤面したくなるような。
私はその場にいてかなり恥ずかしかった記憶があります。
「人前で、そんな声出しちゃっていいんですか??」「そういう姿態を曝していいんですか」みたいな。
 
注)この話は、すごく昔の話です。今は、私も修行を積んだので、これくらいでは驚きません。人には、色々表現の仕方がありますからね!
 
そして極まると、その人は、鼻の下がぐーんと伸びるのです。
ちょっと白目をむいたりします。
何度か見ているうちに、私にはその人の表情が、オランウータンに見えてきました。
 
オランウータンに見えてくると、だんだん平気になってきました。
慣れたのかもしれません。
 
講師の先生(男性)も、他の受講生(男性)も、全く普通にしていましたが、気にならなかったのか、気にならないフリをしていたのかはナゾに包まれたままですが、多分気にしないフリをしていたのではないかと思います。
 
 
 
当時、クラス修了後、一緒に受講していた女子に聞いてみたら「あれはかなりまずいのではないか、そして以下自粛」と言っていました。
 
「私だけじゃなかった」と少しほっとしました。