操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

正座コマ運動@操体法クラシック

 

2月13日は「操体法基礎講座A」、昨日14日は「東京操体フォーラム実行委員勉強会」でした。

勉強会の後は、Team SOTAI Infinityのメンバーに、三浦寛師匠、岡村郁生先生(操快堂)を交えて、色々な打合せを行いました。

 

 

その際、岡村先生から「正座コマ運動」について話が出たので、記しておきます。

 

私も久々に?真面目に取り組んでみましたが、これは今の時代のセルフケアにはもってこいだと思いました。

 

つま先立ちで正座位をとり、両手でかかとをつかみます。かかとの上にお尻が乗る感じです。

 

操体実践者の中では有名だと思いますが「クスグリ操法」が、本当はくすぐっていないのと同じで、効果的なやり方をやっていない場合もあるようです。

 

また、我々は「第五分析的な正座コマ運動」などもやっています。つまり、クラシカルなものに、ひと味加えるわけです。

 

つま先立ちと言っても、足の指の付け根で支えるので、ここにかなりの刺激があります。足の指の付け根を自重でマッサージする目的もあるんですね。

 

 

 

 

 

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万病を治せる妙療法34ページ

 

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つま先(足の趾の付け根)を支点にして、からだをコマのように、左右に回転させます。

 

引っかかる方があれば、そちらはやらなくてもいいです。スムースな方をやってください。これは、全身が動くので、からだの具合がよくわかります。

 

痛みや不快感がなければ、両方やっても構いません。

 

足の趾の付け根が痛い(イタ気持ちよく、からだにききわけて、やっても大丈夫なら、やってください)場合は、お尻をかかとに乗せ、お尻の重みで足趾の付け根をマッサージする程度でもOKです。

 

これは、左右どちらかにまわしてみて、引っかかりがあるほうを「歪み」がある方として、引っかかりのないスムースな方に数回回すとバランスがとれるとあります。

が、足の趾の付け根を刺激するというのも重要です。

足趾の操法を受けた方はお分かりだと思いますが、足趾の付け根というのは、快の宝庫です。

 

「快・不快の法則」、つまりボディに歪みがあると、「快か不快かの感覚が生ずる」ことになります。

足の指の付け根は、全身を支えているので、疲労や歪みもたまります。

なので、足趾の操法はとてもきもちいいんです。

 

 

これ、やってみるとわかりますが、かなり効きます。

イタきもちいいんですね。

左右10回転くらいやっただけでも、足の指がすっきりします。アタマもすっきりしますよ。

 

正しいやり方を覚えれば、かなり自分で「イタ気持ちいい」のを味わいつつ、からだのメンテをすることができます。

 

 

これで「痛~い」と、大袈裟に痛がる人は足の指が固くなっているんです。

足趾の操法でも、疲れている人や、調子の悪い人は少し揉んだだけでも痛がります。

 

 

これも、ただ回すだけではなく、いろんな味つけが可能です。

それが「操体法東京研究会」や「Team SOTAI Infinity」の強みです。
操体法基礎講座Aでは、こんなこともやったりする予定です。

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なお、これは、正座位ができる人向けですが、膝が曲がらず、正座ができない人用のバージョンもあります。

 

「四つん這い試験運動」というのものがあります。

 

両足をつけて、というのが辛い方は、両手と両膝を床につけて、というポジションでも充分です(無理しないこと)。

 

両手と両足を床につけて、適当に膝を折り曲げて、からだがらくに動けるような姿勢をとり、お尻や肩を右や左、前後にいろいろ動かしてみてください。なかなか左右は平均していないものです。そしたら、やっぱりやりやすい快適運動を二、三回よけいにやっておけばよい。寝床から起きるとき、ねるとき、朝晩二回ためせば都合よいでしょう。

 

ちなみに、銭湯の床(浴槽ではない)で、正座コマをやったら、とっても刺激的でした。皆さんには畳上でやることをお勧めします。