操体法大辞典

操体の専門家による、操体の最新情報など

師匠から頂くもの。

先日、新人占い師の方から、占い方法に関する勉強法の相談を受けました。

 

その方は、(ちょっとびっくりしましたが)「霊視オンリー」でやっているんだそうです。しかし、何だかツールを使ったものもやりたいので、色々やっているそうなのですが、霊感が邪魔をして、覚えられないというのです(それなら霊視オンリーでやったらいいのに??)。

 

ちなみに、占いには、本来霊感はいりません。

例えば易ですが、あれは「易の卦」というものを使って、潜在意識よりももっと深いところにある「集合無意識」とか「アカシックレコード」(過去未来全てのことが記録されていると言われている)にアクセスし(その情報は、文章化とかされていない生情報で、そのままでわかりにくい)、情報を「現在のこの世的に」編集し、伝えることなんですね。

それがタロットであったり、易であったり、いわゆる「卜占(ぼくせん)」です。

(他に誕生日からみる命占、形からみる相占などがありますが、ここでは割愛)


私の場合ですが、占い関係は、ちゃんと習っています。

というか、周易や断易は、独学では無理があるからです。私の周易の先生、実は易の学校の大先輩なのですが、やはり独学で壁にぶち当たり、学校で学んだとおっしゃっていましたし、東京操体フォーラム相談役の新部健太郎先生も、易の独学には限界を感じ、先生についたとのことでした。

私も同じで、易は独学では無理だなと思い、学校の門を叩いたわけです。

 

そして、師匠を持つということは、何よりも大事なことだと思っているからです。

 

「どなたか、師匠についたら如何でしょうか」と言ったところ

「自分は特定の師匠にはつきたくありません。面倒だし、もし困ったら、誰かに聞いて教えてもらいます」とのことでした。

 

え~、知っている方は、アンジー演ずる、マレフィセント

 

「おやおや」

(英語では Well,well.)と言っているところを思いだして頂きたいところですが、

師匠にはつきたくないけど、困ったら教えてもらう。

 

そんな都合がいいこと、ないですよね。

 

 

勿論、ネットで調べてわかるようなことは、調べればいいんですけど、師匠から学べるようなことっていうのは、ネットで検索しても出てきません。

 

例えばですよ「渦状波®を本で読んで独学で勉強したんだけど、ここがわからないから教えて下さい」と言われても

 

「東京に出て来て、三浦先生に習って下さい」

というしかありませんよね。

 

そういえば、ある先生(お医者さん)が、言っていました。

師匠からもらうものは、テクニックではなく「運」であると。

 

そうなんです。実は師匠から頂くのは、テクニックではなく「運」なのです。

 

また、この「運」っていうのは、誰でも満遍なく受け取れるものではなく、ちょっとしたチャンスを掴む必要があるんだそうです。