Forbesの記事にこんなのが載っていました。
私も「ぎっくり腰」の方をかなり診ていますので、興味深く読んでみました。
その方法とは
ぎっくり腰になったら「痛み止めを使い、できるだけ普段の生活をする」のがお勧め
なんだそうです。
しかし、
ぎっくり腰になるには必ず理由があります。
ある日突然やってくるように見えますが、そうではありません。
普段の生活のなかの「無理」がちょっとずつ蓄積されて、それが、クシャミとか、ちょっと重い物を持ったとか、そういう時に一気に発現するわけなんです。
「からだの使い方、動かし方」や「その他諸々(これは一般には余り知られていません)」の理由があるのです。
それらの根本的な原因を解決しない限り、ぎっくり腰はまたやって来ます。
さらに近年の研究では、半年以上にわたって腰痛に悩む人の脳を調べたところ、痛みの処理に関わる部分の働きが衰え、通常の人よりも痛みを「感じやすくなる」ケースがあることもわかりました。(J Neurosci. 2011 May 18;31(20):7540-50.)
腰痛持ちの人は「通常の人よりも痛みを感じやすくなるケースが多い」んだそうです。
痛み止めを使って、できるだけ普通の生活をしても、根本的な問題を解決しないと、またぎっくりをやります。
操体、実はこの「根本的な問題」を解決するのが得意です。
勿論、ぎっくりをやったら対処しますが、
それを再発させないようにするのが、我々操体法指導者の役目でもあります。
そして、膝が痛いというのも、多いお話です。
私自身もたまに膝が痛くなったりしますが、自分で対処しています。
というわけで、8月7日(土)16時半~18時半に、
「腰痛にならない、再発させないための操体法講座(仮称)」を開催致します。
講師は、東京操体フォーラム実行委員の瀧澤一寛氏と畠山の予定です。
畠山はつい昨日、瀧澤氏から、脊椎狭窄症を20年近く患っていた方の事例を聞いて「操体ってやっぱりすごい」と思いました。
詳細はこちらからどうぞ。締め切りは8月5日です。
それを言ったら「みんな良くなっちゃったら、受けに来る人が減っちゃうじゃないですか」と言った人がいましたが(笑)、
もし、その人が良くなって、二度とぎっくりで悩まなくても、回りの誰かが「腰が痛いよ~」ということになれば「あ、操体、いいよ。ハタケヤマ先生のところに行きなよ」と、ご紹介してくれるので、全く問題はありません(三浦先生もそのようにおっしゃってました)。
働き盛りで忙しい人が、そんなに数日も寝こんでいることはできない場合がありますが、中には「天から強制的に休みを取らされている」こともあります。
まあ、ぎっくり腰くらいで済めばいいですが、強制的に入院する羽目になったりすることもあるので、からだは適宜休めたほうがいいですね。